鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

大日本帝国陸軍の主要軽機関銃

マニアックで恐縮ですが、以前明治期から大東亜戦争までの日本の主力小銃について書きました。そのついでに、小銃と同じ弾丸を使う分隊支援火器の軽機関銃についても調べました。せっかくなので記事にした次第です。参考までに九二式重機関銃と各国の軽機関…

黒水城(カラ・ホト)の話

24日のあさ8の雑談で百田さんがたまたま黒水城の話を出されて非常に懐かしく思いました。と言いますのも昔NHK特集『シルクロード』第4回で黒水城が紹介されていたんです。 黒水城は中世モンゴル語で『カラ・ホト』と呼びました。甘粛省と青海省の境界近く祁…

徳川家の功臣大久保忠隣の子孫はどうなったか?

最近マニアックな記事が続いて申し訳ありません。たまたまYOUTUBEでNHK大河ドラマ『葵徳川三代』の切り取り動画を見ていたんですよ。関ヶ原で遅参した秀忠(西田敏行)に怒り「江戸へ追い返せ。顔も見たくないわ」と激怒する徳川家康(津川雅彦)。秀忠の軍…

幕末維新期に使われた銃の性能

最近幕末から戊辰戦争にかけての各藩の兵備に興味を持って調べているんですが、ネットでちょうどよい資料を見つけたので嬉しくなって紹介したくなりました。 ゲベール銃と言うのは火縄銃に毛が生えた程度の性能でして、銃身にライフリングも施されておらずマ…

日本の歴史的人口推移

たまたま日本の古墳時代の人口を調べていて、ついでなので縄文時代から現在に至るまでの日本の人口推移に興味が湧きました。と言っても古代の人口は確定しているわけではなく研究者によって数値が違うのであくまで参考程度に考えてください。 過去記事の鬼界…

光る君へに出てくる北宋商人朱仁聡の考察

例によってマニアックなネタなので歴史に興味ない方はスルーお願いします。 私は細かいことが気になってしまう性格です。NHK大河ドラマ『光る君へ』に出てくる北宋の商人朱仁聡は北宋朝廷の命を受け日本と交易をするために来日したと描かれています。あるい…

幕末維新期、スペンサー銃が普及しなかった理由

NHK大河ドラマ八重の桜を見ていた方は、主人公八重が兄山本覚馬から贈られた新式銃スペンサー銃で戦っていたシーンを覚えて居る方も多いと思います。ただ、私は日テレ年末時代劇『白虎隊』の大ファンなので山本八重は綾瀬はるかではなくスーちゃん(田中好子…

明治から大戦期までの日本の主力小銃

前記事で幕末の各藩の軍備について書いたので、維新後から昭和の大戦時までの主力小銃に関して調べたくなりました。いつものごとくマニアックなので軍事に興味のない方はスルーしてください。 日本初の国産小銃は薩摩藩出身の陸軍火器専門家村田経芳が開発し…

戊辰戦争時会津藩兵力

戊辰戦争時の各藩の兵力はどれくらいだったか気になり調べてみました。特に会津藩。会津藩は公称23万石ですが、幕府預け領5万石があり合わせて28万石だったと言われます。藩主松平容保が京都守護職に就任するにあたり幕府が気を使ってさらに天領の管理を会津…

フランスがウクライナにミラージュ2000を供与する意味

ウクライナのゼレンスキー大統領がフランスへ訪問しマクロン大統領と会談しました。その際マクロン大統領はミラージュ2000戦闘機の供与に言及したそうです。正直F-16があるのでミラージュ2000は要らないかなと思ったんですが、その後いろいろ調べてみるとウ…

ソ連、ロシアの主力戦車生産数

例によって軍事に興味のない方はスルーお願いします。 前記事で冷戦期ソ連は戦車師団を50個(52個という資料も?)も保有していたが、そのすべてが当時最新型のT-80であるはずがないと考察しました。そこで調べてみたんですが、T-80以外の師団はT-64を装備し…

ロシアの極超音速ミサイル

最近ミリタリー関係の記事が続きますが、これも軍事研究2024年6月号からです。以前極超音速ミサイルに関する書評で紹介した軍事ライター能勢伸之氏が各国の極超音速ミサイルの現状について記事を書かれていました。 その前に、極超音速ミサイルについて知ら…

1980年型ソ連戦車師団編制図

非常に見にくいとは思いますが、できるだけコンパクトに纏めたつもりですが限界でした。例によって軍事に興味ない方はスルーしてください。 これも軍事研究6月号の特集からです。1980年代のソ連戦車師団の編制図ですが、まさに冷戦末期でソ連陸軍が最大規模…

ソドムは実在した?

皆さん、ソドムとゴモラの話はご存じでしょうか?旧約聖書の創成記に記された物語で、同性愛などあらゆる悪徳が栄え退廃したソドムとゴモラという都市に、唯一神ヤハウェが怒り天からの硫黄と火によって滅ぼしたというものです。 長い間ただの伝説だと思われ…

1941年型ソ連戦車師団編制図

マニアックな軍事ネタなので興味ない方はスルーしてください。 最近私が軍事研究を定期購読しているのは、大戦中から現在に至る連合軍側の機甲師団、戦車師団を紹介しているからなんです。今まで米、英、仏、露と来ていて、最後のシナはどうでも良いので買い…

陸上自衛隊次期装輪装甲車パトリアAMVのライセンス生産が決まりました。

日本製鋼所、防衛省向け「装輪装甲車(人員輸送型)AMV」の納入契約締結 陸上自衛隊の現用96式装輪装甲車の後継として三菱重工の三菱MAVとフィンランドパトリア社のAMV XPが争い、パトリアAMVが選定されたという記事を書いた記憶があります。 パトリアAMV…

AWACS(早期警戒管制機)の今後

これも軍事研究2024年5月号(4月10日発売)からです。どうして先月号の記事を今頃書いているかというと、兵頭二十八本と同じ時期に買ったため読むのが遅くなったからです(苦笑)。昔は読書速度も速いし読書量も多かったんですが、今は年取ったせいか寝転が…

海上自衛隊は独自のF-35B部隊を保有すべき

軍事研究2024年5月号に載っていた軍事ライター文谷数重氏の『海自自前のF-35Bが必要な理由』という記事は非常に感銘を受けました。 実は私、文谷氏を清谷信一氏と同様あまり高く評価しておりません。文谷氏、清谷氏に共通するのは軍事知識はあるものの最終的…

奈良時代の税の話

マニアックな話で非常に恐縮なんですが、前記事で戦国時代~江戸時代の石高と年貢の話をしました。その最後に律令時代の税はどうなっているのか気になっていると書きましたが、ついでなのでちょっと調べてみました。と言ってもあくまでネット上で調べただけ…

石高と人口

最近、戦国時代から江戸時代にかけての経済を考えています。俗に米一石とは人間が一年間に食べる量とされ10斗、100升を現し約180リットルだそうです。これを米の重さに換算すると140㎏から150㎏になります。これだと何だか分かりませんが、米1合の千倍になり…

火国と筑紫国と豊国

本日の内容はまったく資料的裏付けがなく私の勝手な妄想なので与太話の類と受け取ってください。 古代日本の九州地方、火国(ひのくに)というのは肥前国と肥後国を合わせた地域でした。同じく筑紫国(ちくしのくに)は筑前、筑後。豊国(とよのくに)は豊前…

書評『滅びゆく中国の最期の悪あがきから日本をどう守るか』(兵頭二十八著 徳間書店)

これがこの前買った兵頭二十八本最後の一冊です。それにしても読書スピードが落ちたと思いました。兵頭本は読みやすいので比較的読書速度は早いんですが、それでも読了まで一週間以上かかりました。我ながら年取ったと痛感した次第です。 それはそうと本書で…

日本百名山の一つ吾妻山が無残な姿に…(絶句)

X上で写真が出回っているんですが、本当に驚きました。福島県と山形県にまたがる日本百名山の一つ吾妻山。まさかそんな名山がこんな姿になっているとは…。吾妻山は日露戦争時の装甲巡洋艦吾妻の名前の由来にもなっているんですよ。 私の住む熊本県でも雄大な…

薩摩藩と琉球の石高

たまたま気になって調べたんですが、西国の雄で維新の原動力ともなった薩摩藩。関ヶ原の敗戦後外交の限りを尽くして幕府に本領安堵されますが、その時の石高は61万石だったと言われます。その後江戸幕府の許可を得て琉球に侵攻、琉球の石高11万石を合わせて7…

日朝首脳会談など絶対に阻止しなればならない!

岸田首相、金正恩との首脳会談の実現に向けて「日朝双方のため、ともに決断していく」 失政を繰り返す岸田総理ですが、日朝会談を本当に行ったら歴史に残る売国総理になりそうです。それにしても岸田政権ってろくなことしませんね。最近の物価高騰の元凶の一…

セキュリティクリアランス法ようやく成立

経済安保の新法が成立 機密扱う適格性評価制度を導入 国際共同開発など機会拡大へ 2024年5月10日、参院本会議で経済安全保障上の機密情報へのアクセスを官民の有資格者に限る「セキュリティー・クリアランス(SC、適格性評価)」制度を創設する「重要経済…

書評 『日本史の謎は地政学で解ける』(兵頭二十八著 祥伝社黄金文庫)

これも最近買った兵頭二十八本3冊のうちの一つです。文庫本で正味200ページ程度なんですが読書量が落ちていて読了に3日くらいかかりました。若いころなら2~3時間で読めたんですがね。 それはともかく相変わらずの兵頭節、気軽に読めました。内容については…

ついに731部隊は特殊部隊になりましたとさ(笑)

米軍が血眼になって探した特殊部隊「731部隊」隊長の「発明品」発見…! いったい何度言ったら理解するのでしょうか?いや軍事的知識をわざと忌避しているんでしょうか?私は特亜の指令を受けたマスゴミの日本人洗脳工作の一環だと思いますね。 731部隊は関東…

喉元過ぎれば熱さを忘れる愚民

次の衆院選で「政権交代」のぞむ人、「自公政権の継続」上回る JNN世論調査 最近私が非常に危惧していることがあります。それは自民党岸田政権があまりにも無能すぎて国民の支持を失っていることです。最近の世論調査で政権交代を望む人が自公政権継続を望む…

書評 『台湾有事なら全滅するしかない中国人民解放軍』(兵頭二十八著)

最近読書量がすっかり落ちている私ですが、たまたま兵頭二十八さんの本が読みたくなりアマゾンで何冊か注文しました。その中の一つがこれです。兵頭二十八さんは軍学者ですべての話を鵜呑みにすることはできませんが、半分くらいは鋭い指摘がありなかなか勉…