鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

ポル=バジン遺跡

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 ネットでなんとなく都市伝説とか世界の不思議とか検索してた時に偶然見つけたんですが、ロシアのモンゴル国境近くテレホリ湖という周囲20キロくらいの小さい湖に浮かぶ島に存在する遺跡です。グーグルマップでも見つけられるので興味のある方は探してみてください。モンゴルから見つけた方が早いです。モンゴルの西北部、国境が東南にへこんでいる所のロシア側、クングルトゥグという小さな町の西側にテレホリ湖はあります。

 島のほとんどを覆う城塞都市、しかも東洋風、地形的にはアステカ王国の首都テノチティトランに似ていますよね。私はこういう不思議な遺跡が大好きなんです(笑)。

 ウィキによると1200年前のウイグルの遺跡らしいですね。ウイグルの首都カラバルガスンの王宮と構造が似ている事から離宮説、僧院説、天体観測所などの複合施設だったと言われます。ウイグル遊牧民族だからこういった支那風の建物は造らないと思ってたんですが、違ったみたいですね。唐から皇女を娶ったりして支那化したのかもしれません。

 もっとも唐の皇室自体がモンゴル系の鮮卑族出身だから、トルコ系のウイグルと似たようなもんだったと思います。国が大きくなると、王族や貴族層は遊牧を嫌いこういった定住用の建築物を造ったんでしょうね。東洋で宮殿というと支那風が無難ですよね。城壁も支那の工法である版築だそうですよ。私には地形的に国家が危機になった時に逃げ込む詰めの城っぽい感じがします。

 ただこの遺跡、永久凍土が地表に出て島になっている上に立っているため、地球温暖化の影響であと80年くらいしかもたないそうです。残念ですね。