鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

終戦時大日本帝国陸軍師団一覧

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 我ながらなんて暇人なんでしょう(苦笑)。今日は朝からこの一覧表を作ってました(爆)。調べ物しながら書いたから5時間くらいかかりましたよ。参考文献は別冊歴史読本戦記シリーズの「日本陸軍部隊総覧」「太平洋戦争師団戦史」です。全部で200個師団以上あるからきつかった。

 戦記物を読んでいてどの師団が精鋭で、どれがそうでないか分かりにくいでしょ?だから一覧表にしようと思い立ったわけです。

 表の見方で、戦闘力はAが一線級の最精鋭師団、Bが優秀師団、Cが並み、DとEは明らかに劣ります。一応単純に編成時期で区分しましたが、例えば第48師団はC評価になってますが海洋機械化師団として再編成されたのでB評価でも良いような気がします。第23師団が20番台で何故A評価かというと、ノモンハン事変で壊滅後機械化師団として再編成されたからです。

 200番台の師団でB評価が多いのは、本土決戦用の機動師団です。そのため砲兵連隊2個というソ連陸軍並みの砲火力を誇ります。ただ、実際の戦闘力はC評価位が実情に近いと思います。第221師団以降のE評価は、本土決戦用の泥縄編制でまともな戦力ではありませんでした。

 砲兵区分の『野』は野砲兵連隊の略、『山』は山砲兵連隊のことです。この二つが標準で、旅団砲兵隊とか師団砲兵隊というのは独自の砲兵連隊を持たず小規模の砲兵部隊しかない師団です。ですから砲兵火力は当然劣ります。

 迫撃砲は射程の短い曲射砲。噴進砲というのはロケット砲の事です。迫撃砲はともかく、噴進砲しかない部隊ははっきり言ってカスです。機動力が無い張り付け師団で全滅するのを待つばかりという悲惨極まりない部隊でした。

 ざっと見て分かるのは、最精鋭師団が各地に散って、本土にはほとんどまともな師団が残ってなかった事。頼みの綱は200番台の機動師団と本土に戻ってきた2個戦車師団のみ。厳しいですね。あとは本土に拘置された第7師団、第11師団という虎の子部隊をどこで投入するかです。それを考えると台湾に抽出され遊兵化した第9師団、第12師団は返す返すも惜しいですね。




追伸:
 なにせ200個師団以上も調べたので転記ミスがありそうな気がします。間違いがあったら遠慮なくご指摘ください。ただし表に関してはもう一度転載するのも面倒くさいので文章上の訂正でご勘弁ください。