最近、私の記事傾向が歴史では幕末、時事問題その他では湾岸戦争関連が多い事に気付かれたでしょうか?
侵略を許し一時的にせよ国を滅ぼしたクウェート、独立を保った幕末日本、その違いはなんだったのでしょうか?
クウェートは人口比から少なくとも6個師団強12万くらいの陸軍、航空機は人口比は関係ないですから数百機の空軍があってもおかしくなかったはずなのです。しかし実際にはわずか16000名弱の軍備しかありませんでした。
しかし彼らは来ました。防衛を放棄した国は隣国から見ると恰好のカモでしかなかったのです。
クウェートの王族はイラク軍が侵攻すると真っ先に逃げ出したといいます。これでは軍隊があろうと守る気が失せてしまいます。自分達の贅沢な暮しにお金をかけ軍備はなおざりにする腐敗した国家は滅亡するしかなかったのかもしれません。
もしクウェートが危機意識を持ち、オイルマネーで整備した強力な機甲師団(西側戦車を大量に買える金はありました!)を3個、F‐16が数百機ある空軍をもっていたらフセインははたして侵略する気持ちを持ったでしょうか?
フセインの理不尽な要求を毅然と撥ねつけていたら戦争を仕掛けようと思ったでしょうか?
ここまで読んできて東洋のどこかの国と似ていると思いませんか?自国を守り抜くという気概を持ち外国からの侵略の意図を毅然たる態度で防ぐ事が出来る国だったら日本は今の体たらくにはなっていないはずなんです。
幕末の日本人の気概はどこに行ったのでしょうか?戦後日本は民族としての誇りさえ捨て去ったんですか?