この前のチャンネル桜討論でノンフィクション作家の関岡英之さんが指摘していたんですが、サウジアラビアとイランの関係が危機的だそうですね。イエメン紛争でスンニ派の旧政府側を支援しているサウジを中心とするアラブ有志連合。一方クーデターで政権を奪ったシーア派のフーシ派を裏で全面バックアップしているイラン。アラブ有志連合側はフーシ派を空爆し、フーシ派は対抗手段としてイランから供与された射程1000㎞以上の弾道ミサイルでサウジの首都リヤドを攻撃しています。
先日サウジのパトリオットミサイルがイエメンからの弾道ミサイルを迎撃したというニュースが入りましたが、すでに70回以上攻撃されているそうです。イランはロシアと結び、最近はトルコの動きも怪しいとか。一方、アメリカは親米国家のサウジを梃入れして米露の代理戦争が中東で起きる可能性が高いというのが関岡氏の指摘でした。
日本にとっては国民の生命が直接の脅威に晒されている北朝鮮問題と同時に、資源輸入大国である日本の生命線である中東問題も同じくらい重要です。どちらも危機的状況になりつつありますから、我々は注意深く見守るとともに覚悟を決める必要もあるという事です。皆さんはいかが思われますか?