「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋でイラン軍艦「デナ」を撃沈、魚雷攻撃を捉えた「衝撃映像」を公開
日本にも関係があるため、イラン戦争関連の情報を常に集めているんですが、心がもやもやする事件が起こりました。インドで行われた国際観艦式とミラン2026年演習に招待されていたイラン海軍のフリゲート『デナ』がその帰途、セイロン沖で米攻撃型原潜の魚雷攻撃を受け撃沈されました。
実はこの観艦式には、アメリカ、ロシア、イランのほかに日本も護衛艦ゆうだち(むらさめ型三番艦)が参加しており平和的な式典だったようです。ところが米海軍は仲良く観艦式に参加しているにもかかわらずその帰途を待ち伏せし撃沈するんですからえげつない。
全く無警戒で航行していたイランのフリゲートも問題ですが、いきなりの撃沈はなんだかなあと思います。被害の詳細は分かりませんが、報道によると死者は80~87名。32名がスリランカ海軍に救助されたみたいです。
イラン海軍は1971年就役の旧式フリゲート、サーム級3隻と、2010年就役のモッジ級4隻を保有しています。デナはモッジ級の3番艦で満載排水量1372トン。国際的基準で言えばフリゲートというよりコルベット(1000トン~1500トン)ですが、艦対空ミサイル4基、艦対艦ミサイル4基とバランスよく装備しており、アメリカ軍としてはアラビア海のホルムズ海峡入り口付近に展開しているエイブラハム・リンカーン空母打撃群の背後を突かれるのが嫌だったんでしょうね。
ただ、戦場真っただ中のイランに帰っても撃沈されるのがオチなので、戦場の手前の港で待機するか、いっそのこと戦争が終わるまでインドに匿ってもらうのがベストだったかもしれません。地図を見てみるとホルムズ海峡からパキスタン国境までイランはろくな港がありません。唯一大型艦が接岸できそうなチャー・バハール港は米空母打撃群が展開する海域の目と鼻の先なので危険すぎてとても入港できません。
結局戦争が終わるまでインドに匿ってもらうのが最良の選択だったのでしょう。帰還命令が出ても「無事に到達できる可能性がない」と断って帰らなければ命は助かったと思いますよ。昔湾岸戦争の時イラク軍の戦闘機が多数イランに亡命しましたしね。それにしてもアメリカという国の恐ろしさを見せつけられました。
皆さんはイラン海軍フリゲート『デナ』の撃沈、どのような感想を持たれましたか?