鳳山雑記帳はてなブログ

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「領有権を主張する」と「政府が管轄する」の言葉の違い

 これは前記事「もしかして安倍外交完全勝利???」の続きです。


 最初のニュースソースは香港フェニックステレビでした。その中で、ケリー国務長官が「防衛協力範囲は日本が領有権を主張するすべての範囲で、尖閣諸島も含む」と発言したと報じました。第一報を聞いて私は竹島北方領土も含むのかとぬか喜びしたわけですが、日本外務省の発表(ただし仮。正式には後日発表予定)と米国務省発表の文書を和訳した結果、どうやら「尖閣を含む日本管理下の領域が対象」と発言したのが真相らしいです。

 どちらにしろ尖閣諸島を日本の領土とはっきり言ったので、日本外交の成果は間違いないと思います。竹島北方領土が入っていたら逆にややこしい事態になる可能性が高いからです。北方領土はロシアが第三次世界大戦で敗北した時回復するだけだし、竹島は韓国が支那と枕を並べて討死した時に粛々と取り戻せばよいのです。

 国務省発表の原文と日本語訳の間に香港フェニックステレビとワンクッションあったのが誤訳の原因ではないかと考えます。というのも、ケリーが「尖閣を含めて」とはっきり発言したため、とうぜん尖閣は日本が管轄する固有の領土だと世界は解釈してしまいます。当たり前のことなんですが、これで支那尖閣にちょっかいを出せば侵略したと言われるのです。


 支那にとっては、尖閣アメリカによって日本の管理下(=領土)と認定される方が嫌だったのでしょう。ですから「日本が領有権を主張する」とわざと言いかえたのだと思います。案外これが真相に近いのではと睨んでいます。領有権主張なら、支那尖閣を領有権主張してるので互角になりますからね。


 という事は、アメリカが尖閣を日本の管轄している領土と認めた成果のほうが支那にとって大ダメージになった事でしょう。まともな国なら尖閣侵略を控えるはずですが、支那は馬鹿だからもっと露骨にやってくるかもしれません。日本にとってはこの方が有難い。日米共同して叩き潰す事が出来ますから。