どういう策かご存じない方のために紹介しておくと、項羽と劉邦の戦いの時代、劉邦の謀臣である陳平が項羽とその参謀の范増を離間させるためにわざと項羽の使者を范増の使者と勘違いしたふりをしてあからさまな優遇をし、二人の間に疑心暗鬼を生じさせて信頼関係を崩壊させるという心理戦を行いました。
日本政府がそこまで高等戦術を使えるかどうかはともかく、明らかな支那のスパイである朱建栄に二重スパイの疑いを持たせ葬らせるというのは悪い策ではありません。似たような存在(張景子とか)も多いので、同じように支那との信頼関係に亀裂を生じさせ向こうに勝手に処分させることです。