鳳山雑記帳はてなブログ

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終戦時の陸軍飛行戦隊一覧(外地)

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 前記事で終戦時日本本土の陸軍飛行戦隊を記したので、今回は外地に残った飛行戦隊一覧表です。もしかしたら本土の分と重複してるものがあるかもしれませんが、それは私の転記ミスですのでご指摘ください。ただ移動途中の戦隊もあったのでケースバイケースです。
 
 この表を見ると外地にもかなりの航空戦力が残っているように見えますが、例えば第4航空軍所属の68戦隊、78戦隊のように機体をほとんど消失し書類上の部隊にすぎないものも相当ありますので注意が必要です。
 
 特に本土から遠い部隊は、制空権も制海権も奪われているため補給も補充も望めずジリ貧になっていくしかありませんでした。
 
 本土に近い朝鮮半島や台湾など本土に近いごく一部以外は装備定数を保っている部隊は稀だと思って下さい。
 
 航空軍や飛行師団の後ろにだいたいの担当地域を書いていますが、これはあくまで最終的なもので第4航空軍のようにラバウルニューギニア→フィリピン→台湾と戦局の推移に従って司令部を移していった部隊もいます。
 
 第4航空軍は比島決戦で大半の稼働機を失っていますから戦力としてはほとんど残っていないと思います。満洲を担当する第2航空軍の兵力がお寒い限りだという事に注目ください。これは本土や重要戦域に兵力を抽出されて残ったものです。
 
 
 全盛時の陸軍航空隊が満洲に残っていればソ連侵攻の時も好きなように暴れさせなかっただろうしもしかしたらシベリヤ抑留の悲劇もなかったかもしれないと思うと痛恨の極みです。日本の陸軍航空隊、海軍航空隊はアメリカには負けてもソ連空軍ごとき敵ではありませんでしたから!