見たまんまのイギリスの廉価なサブマシンガン(短機関銃)です。プレス加工を多用し、水道管用の金属パイプに銃身と引き金と弾倉を取り付けたかのような(ウィキペディアより)単純な構造でした。これは小さな町工場でも作れるように工夫されたもので、そのおかげで大量生産が可能になりおそらく数十万丁生産されただろうと思います。
イギリス軍のほか各地のレジスタンスにも配られ、何よりも敵であるドイツ軍のサブマシンガンMP40用の弾丸(9mmパラべラム)をそのまま使えたことから重宝されました。
ただ逆パターンの話は聞かないんだよなあ。ドイツ軍がステン短機関銃用の弾丸を利用したって話は全く聞こえてこないんです(爆)。工作精度が拙かったのか???
性能は…カスです(苦笑)。よくジャム(送弾不良)り、30連弾倉に弾丸を入れるにしても少なめに入れないといけなかったそうですからなんだかなあって感じです(苦笑)。
ハンドグリップもないため弾倉を持って射撃しなければいけなかったり、兵士たちの評判は最悪だったそうです。映画では喜んで?撃っているようにも見えますが…。私が兵士でもこんな銃撃ちたくありません(爆)。
ただ安価に大量に生産できたため惜しげもなくレジスタンスにばら撒くことができ、ドイツ軍をレジスタンス対策でへとへとにする効果はあったみたいです。
バカとハサミは使いようといいますが、まさにその好例ですね。