冗談はさておき、このモガドール級大型駆逐艦、意外と（失礼）戦闘力が高いんです。一応第二次大戦中の砲撃力最強駆逐艦に認定します。ただし暫定ですが…。
たしか「世界の艦船」別冊の「ドイツ海軍艦艇総覧」にＺ級駆逐艦シリーズのうち6.1インチ（15.5ｃｍ）砲３門搭載した大型駆逐艦があったような記憶があるんですが、今資料を紛失したためこちらを暫定一位にします（笑）。
主砲が138个斑翕喩消爾剖力な主砲を連装×４基８門装備してます。基準排水量で2900t近くあるんでほとんど軽巡洋艦なんですが…。通常は5インチ（12.7cm）が駆逐艦の標準備砲です。
そのまえに大型駆逐艦ってなんだよ？って突っ込みがあると思います（苦笑）。私も当初意味が分かりませんでした。日本海軍の一番小さい軽巡洋艦夕張とほぼ同じ基準排水量ですからね。これと比べると夕張は14cm砲６門で余り変わらない…。
米海軍の、駆逐隊を率いる嚮導駆逐艦のようなものかな？と単純に思っていたんですが、調べてみると単に不足する軽巡戦力を補完する目的で建造されただけでした（笑）。
駆逐艦とすればものすごく砲撃力が高いんですが、軽巡の基準で見れば大したことない。不思議な艦です（苦笑）。
【性能諸元】
就役開始 1939年
退役完了 1942年11月27日
前級 ル・ファンタスク級大型駆逐艦
要目
艦種 大型駆逐艦
排水量 基準排水量 2,884t
全長 137.5m
全幅 12.67m
吃水 4.57m
機関 ギアードタービン4缶2基 2軸推進 92,000hp
速力 39ノット
航続距離 4,000海里（18ノット）
乗員 238人（士官：12、兵員：266）
武装 138mm連装砲 4基8門
37mm機関砲 4門
13mm機銃 4基
3連装550mm魚雷発射管 2基
連装550mm魚雷発射管 2基
爆雷投射機 2基
機雷または爆雷 40発
