鳳山雑記帳はてなブログ

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アトランタ級軽巡洋艦 (アメリカ)

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 1930年代以降、急速に発展する航空機に対抗するために防空専門艦の必要性は増大しました。まずイギリスが旧式のC級軽巡洋艦から主砲を撤去し4インチ高角砲を多数搭載した防空艦を登場させます。
 
 これに影響を受けた各国は防空専門艦を建造しました。そして日本で秋月型防空駆逐艦アメリカでは防空軽巡洋艦アトランタ級が登場します。
 
 しかし秋月型と同様、防空能力のほかに雷撃力も持たせたのは、さすがのアメリカでも防空専門艦などという贅沢はできなかったからでしょう。
 
 38口径5インチ(12.7cm)両用砲(対空、対艦砲撃が可能)連装×8基16門の主砲を持ち、53cm魚雷発射管8門を搭載します。
 
 アトランタ級は優れたレーダー装置と射撃管制装置を持ちVT信管の威力もあって絶大な威力を発揮しました。ただやはり砲雷撃戦には弱かったらしく、第3次ソロモン海戦では日本海軍の攻撃で、アトランタ、ジュノ-が戦没しています。
 
 
【性能諸元】
 
排水量基準:6,000t 満載:8,500t
全長165.1m
全幅16.2m
吃水6.3m
機関
最大速力32.5ノット
航続距離
乗員
673人
初期兵装
127mm砲:連装8基16門
533mm魚雷発射管:8門
40mm砲:6門
20mm機銃:14門
中期兵装127mm砲:連装6基12門
533mm魚雷発射管:8門(一部撤去)
40mm砲:24門
20mm機銃:16門
後期兵装127mm砲:連装6基12門
40mm砲:36門
20mm機銃:16門