鳳山雑記帳はてなブログ

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はたかぜ型DDG

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 1986年、88年に竣工した第3世代のDDG(ミサイル護衛艦)。DDGとしては初めてガスタービン機関を採用したのも特徴です。
 
 主砲はおなじみのMk42 5インチ単装速射砲のライセンス生産73式。DDGの肝であるスタンダードSAMは前級とは逆に艦首にあります。20㎜CIWS×2基、アスロックSUM8連装発射機×1基、3連装短魚雷発射管×2基の他に、ようやくハープーンSSM4連装発射機×2基が標準装備となりました。
 
ちなみにSAM(Surface-to-Air Missile)は対空ミサイル、SSM(surface-to-surface missile)は対艦ミサイルのことですが、アスロックはAnti Submarine ROCketの名前通り対潜用です。くわしくはウィキで調べてね♪
 
 はたかぜ型は防空に特化しながらも対艦、対潜とバランスのとれたDDGとなりました。
 
 素人目にはどこが強化されたのか見えくい汎用護衛艦DDに対し、スタンダード→MK42単装速射砲→ガスタービン機関と着実に強化されているのが分かりますね。そして次級がイージスシステム搭載のDDGこんごう型になるわけです。
 
 このころではDD(駆逐艦)と言いながら基準排水量が5000t近くになって旧海軍で言うなら5500t型軽巡並みの規模になっています。さらに次のこんごう型は7250tですから、ここまでくると古鷹型重巡とほぼ同じになります。そういえばアーレイ・バーク(31ノットバーク 笑)級ミサイル駆逐艦もそのぐらいの規模ですから時代は変わりましたね(しみじみ)。今ではフリゲートが昔の駆逐艦クラスの排水量を持っていますからね。
 
 
 

性能諸元
排水量基準:4,600t(DDG-172は50t増)
満載:5,900t(DDG-172は50t増)
全長150m
全幅16.4m
吃水4.8m
深さ9.8m
機関COGAG方式(72,000ps)2軸推進
ロールス・ロイス オリンパス TM3Bガスタービンエンジン2基
ロールス・ロイス スペイ SM1A2基
速力最大30ノット
乗員260人
兵装73式54口径5インチ単装砲2基
高性能20mm機関砲CIWS2基
Mk 13 mod 3 ミサイル単装発射機
スタンダード SAM
を発射可能
1基
ハープーンSSM4連装発射機2基
74式アスロックSUM8連装発射機1基
68式3連装短魚雷発射管2基
レーダーOPS-11C 対空レーダー
OPS-28B 対水上レーダー
SPS-52C 三次元レーダー
ソナー艦首バウソナー OQS-4
FCSミサイル:SPG-51C2基
砲:81式射撃指揮装置2型21A2基
電子戦
対抗手段
ESM/ECM:NOLQ-1-3
ESM:OLR-9B
チャフ発射機:US Mk 1374基