先日、餃子の王将を探しての珍道中の顛末は記しました。その帰り古本屋で衝動買いしたのがこの本です。
井上靖の西域を題材にした短編小説集ですが、読んでみたらこれすでに持ってました(爆)。最近年のせいか同じ本を何冊も買うんだよな(悩)。宮城谷昌光の「孟夏の太陽」なんてこの前本棚を整理してたら三冊もでてきたし…。
その中で私のお気に入りは「羅刹女国」。古代インドのセイロン島近くにあった羅刹たちの国に漂着した船乗りたちの話です。幻想的ですが、哀しいストーリーです。どんな話かは読んでのお楽しみですが、私なら千日心変わりせずに羅刹を人間にしてあげれるのに…なんて思ったりしました(笑)。
久しぶりに落ち着いた読書の時間を過ごせました。たまにはこういうのもいいですね。