陸軍国ドイツとソ連を代表する多連装ロケットランチャー。本格的な装甲兵員輸送車マウルティアに載せたドイツ軍の「パンツァーヴェルファー」(自走ロケット砲)と単なるトラックに載せたソ連軍の「カチューシャロケット」。
威力もドイツは15cmロケットで高く、一方ソ連は8cmで威力は低いものの機動力がありました。ただ威力が低いといっても多連装のロケットを何台も連ねて発射するため撃ちこまれた場所は一挙に火の海になり跡形もなく吹き飛びます。命中精度の悪いロケットは集中使用して面を破壊する武器ですので、それを考えるとソ連のほうに分があったと言わざるを得ません。
技術の国ドイツは、国民性なのでしょうか?たかがロケットにさえ精緻な性能を求めます。しかも最初は牽引砲扱いのネーベルヴェルファーでした。一方ソ連は消耗品のトラックに積んで大量生産、大量消費で使用するという割り切り方で成功します。
後世カチューシャロケットは有名になりましたが、ドイツのネーベルヴェルファー及びその車載型のパンツァーヴェルファーが有名でないのはその差かもしれませんね。(アドバンスド大戦略では悪魔のように強いのにね。一撃で敵歩兵ユニットを撃滅できますもん!苦笑)。