

※写真は日本の九四軽迫
戦史や軍事に詳しい方、戦争映画などをご覧になった方は御存じでしょうが一応知らない人のために説明しておくと…
というものです。
斜めになった砲口の上から砲弾を落として発射させる大砲で、弓なりに飛ぶため砲弾は相手の頭上から落ちます。ということは敵陣地がどんなに堅くても後方を叩くことができるのです。一見便利この上ないように見えますが、そのために一般の大砲より射程はかなり短くなります。
以前紹介した歩兵砲(覚えてますか?)から平射(水平射撃)機能をなくした大砲だと思っていただければ幸いです。
そのため歩兵砲が対戦車ロケットや無反動砲の発達で廃れても、迫撃砲だけはまだまだ現役です。だいたい口径から3つのタイプに分かれます。
表も見ていただくとアメリカ、ドイツの生産数が空欄になってますね。これはあまりに生産数が多くて全体像が把握できないためです。一方、日本軍は生産数が少ないです。これは簡易な大砲なので砲弾の無駄な消費が増えるのを嫌ったためです。貧乏って本当に嫌!
この擲弾筒、敵であった米軍の評価も高い兵器です。ただその形状から膝の上で撃つと誤解した(実際は地面に据える)米兵が、捕獲した擲弾筒を発射しようとして負傷が後を絶たなかったそうです。物珍しさが祟ったか?(苦笑)
擲弾筒に関しては、いつか独立して記事にしますね♪