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ドイツの戦争 用語解説

 ようやく『ドイツの戦争』シリーズが完結したわけですが、ある程度戦史を知っているか軍事知識がある方を想定して書いたので、もし興味を覚えた初心者の方がいらっしゃったら用語がチンプンカンプンではないかと心配しました。

 気付いたのはシリーズを書いている途中だったんですが、勢いで書いていたので解説記事を書けずじまいで今に至ります。ということで、本シリーズに挑戦しようと思われている初心者の方のために基本用語の解説をします。できれば本編に入る前にお読みください。


◇師団   
 陸軍の編制単位。歩兵、砲兵、戦車など諸兵科をバランスよく配備し近代戦の基本単位となる。ただし現代戦ではこの下の旅団が基本単位となる事が多い。兵力は各国で違うがだいたい1万から2万前後。師団長は少将か中将(日本の場合)。


 戦車を主力とし他の兵科も装甲車両で固めた機動力を持った師団。装甲師団はドイツ式呼称(というか日本の翻訳の都合)で、英米では機甲師団、日本とソ連では戦車師団と呼ぶ。戦車数もこれも各国の編制で違うがだいたい150両から300両くらい。


◇歩兵師団
 文字通り歩兵を中心にした師団。歩兵連隊3個を基幹(3単位編制と呼ぶ)とし砲兵連隊や偵察大隊、工兵大隊などを含む。各国陸軍の基本単位で、師団の中では一番数が多い。ちなみにソ連の狙撃師団も同じ。砲兵の牽引手段は馬匹のケースが多い。


◇装甲擲弾兵師団
 これもドイツ式呼称で、米英では機械化歩兵師団、ソ連では機械化狙撃兵師団と呼ぶ。主力の歩兵の移動手段を装甲兵員輸送車や輸送トラックにした機械化師団。砲兵も牽引車で引っ張るか自走砲化されている。輸送トラックのみの場合は自動車化歩兵師団と呼ぶ。ちなみに超大国アメリカの場合は、自動車化が大前提なので歩兵師団と言えば自動車化歩兵師団を指す。ドイツ軍本来の編制では戦車大隊を持ちミニ装甲師団となるが、そういう好条件の師団は大戦末期にはほとんどなくなっていた。


◇軍団、軍、軍集団など
 軍団は数個の師団を隷下に持つ。日本の場合は存在せず、軍の下に師団が直結する。数個軍団が集まって軍となる。軍集団は数個の軍で成る。これもソ連の場合は戦線正面軍などと呼ぶが独英米軍集団と同じ。本文では正面軍と略。日本の場合は軍集団を総軍と呼ぶ。軍集団があまりにも大規模になる場合は軍との間に方面軍が入る場合もある。




 陸軍関係はこれくらいかな?空軍と海軍は専門用語を入れなかったのでだいたい理解できるでしょ?もし疑問があったらお知らせください。解説いたします。