鳳山雑記帳はてなブログ

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バルバロッサ作戦開始時(1941年6月22日)ドイツ陸軍戦闘序列

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 いつものごとく、中央軍集団は師団数が多すぎてやむを得ず見難い縮小画像になりました(汗)。
 
 これは1941年6月22日独ソ戦開始時のドイツ陸軍の戦闘序列です。一見して分かるのはモスクワ攻略を担当する中央軍集団装甲師団の多さ。おそらくソ連軍もこの方面に戦車師団を集中して投入してくると予想され、それに対応するための編成だと思います。
 
 このなかで自動車化歩兵師団というのは、移動手段にトラックや装甲兵員輸送車などを使った機械化師団の事。これがのちに装甲擲弾兵師団に発展します。ただし師団編制を見ると装甲擲弾兵師団のように必ずしも戦車大隊は含まれていないようで戦闘力的には歩兵師団に毛が生えた程度でしょう。
 
 ちなみに米軍には自動車化師団とか機械化師団という名称は存在しません。なぜなら歩兵師団は機械化されているのが当然だから。世界史でもチートとまで言われる超大国は違いますな(苦笑)。
 
 
 ドイツはロシア戦線に全陸軍兵力の7割を投入しました。文字通り第2次世界大戦の天王山と見ていたようです。対するロシア軍も300個師団とも云われる大兵力を集めましたがご存知の通り開戦奇襲で押しまくられモスクワ近郊50kmまで攻め込まれます。
 
 おそらく米英の莫大なレンドリースがなかったら滅亡していた可能性が大です。だいたいドイツ軍が260万、ソ連軍が320万の兵力を投入したと言われます。
 
 スターリングラードで包囲されて降伏する第6軍は、バルバロッサ作戦時とはずいぶん編制が違う印象です。スターリングラードに突入した時の先鋒第51軍団がいませんから。戦局の推移に従ってずいぶん編制変えが行われたんでしょうね。