懐かしのPC9801ゲーム、しかも今は亡きウルフチームの作品。天舞三国志とかアークスとか斬シリーズとか名作は数多くあります。
そのウルフチームが送り出した太平洋(大東亜)戦争を扱ったゲームとなれば、当時私は胸ときめかして買ったものです。
そして期待に違わぬオープニング。今のレベルで見ても十分高いグラフィック、音楽。素晴らしいの一言です。
しかし…しかし!!!!!本編に入るとその評価はガラガラと崩れ去りました(爆)。ゲーム序盤で撃滅すると、一度として攻めてこない米艦隊。いったいどこで生産しているのか?そのまえに生産の概念はあるのか???
太平洋戦記などで悪魔のような米軍の物量に泣かされた私としては拍子抜けするような大甘のゲームバランス。他のゲームであれど苦労した中国戦線をさくっと占領、シンガポールもインドも陸海空の物量作戦(日本の!)であっさり攻略できるんです。
そのあとは、豪州、ハワイ、そしてアメリカ西海岸まで一直線。その間単発の米艦隊の反撃はあるもののエセックス級空母は一隻も見なかったなあ(笑)。
こんな楽な戦争は見たことない!もちろん当時の評価でもクソゲーというのが大半でしたが、私は好きでしたよ。このゲームはバランスじゃないんです!グラフィックと音楽を楽しむゲームなんです。それ以外はおまけ。
その証拠に、最近見たニコニコ動画で轟のオープニングを見た時は、まさに感涙ものでした!