鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

ロシア軍の揚陸能力

 最近、ウクライナ戦争を受けて、近い将来極東ロシア軍の北海道侵攻があるのではないかという論がネット上で散見されます。もちろん有事に備えることは必要ですので最悪を想定して準備しておくのは当然です。では現状、ロシア軍はどれくらいの揚陸能力があるのか気になり調べてみました。

 過去記事『アメリ海兵隊の遠征規模』で紹介した通り米軍には平時でも1個海兵師団(戦時編制で2万1千人)を60日間作戦できる海兵遠征軍(MEF)があります。このMEFは海兵師団の他に固定翼機を150機、ヘリを150機という編制を持っており中小国なら殲滅できるくらいの戦力です。そして有事になったら軽く5個師団以上の兵力を集中できる膨大な数の強襲揚陸艦などの艦艇を持ちます。軍事超大国アメリカはあくまで例外で、これも過去記事で書いたと思いますが、シナ海軍は頑張っても1個師団(シナ陸軍編制では15000~16000人程度)を揚陸させるのがせいぜいです。

 ですから台湾海峡を渡る侵攻作戦は非常に難しいと思います。軍事に詳しくない方は大量の漁船に分散して押しかければよいという人も居ますが、ただ兵士だけを送り込んでも殲滅されるのがオチです。敵地に上陸する場合、まず上陸地点の航空優勢を獲得し、航空機の近接支援を受けながらの上陸が必要で、上陸部隊は早急に橋頭保を築かなければなりません。いったん橋頭保さえ築けば、その後の補給は一般商船でも可能ですが、その場合も本国と橋頭保の制海権航空優勢を維持しなければ上陸部隊は補給が枯渇し全滅します。

 話を本題に戻し、極東ロシア軍、ロシア太平洋艦隊の揚陸能力を調べてみました。といってもあくまでネット上の情報なので間違っている可能性があります。その場合ご指摘下されば修正させていただきます。

 

 まずロシア軍の揚陸艦と言えば、ソ連時代からあるイワン・ロゴフ級ドック型揚陸艦が有名ですよね。満載排水量14000トン、戦車14両あるいは兵員520人を搭載でき、ホバークラフト2隻か小型揚陸艇1隻をドック内に収納しています。これが揚陸作戦の主力になるだろうと思い調べてみると2012年に老朽化で全艦退役していたみたいです。

 ということで、現在はより小型のロプーチャ級揚陸艦が主力です。これは28隻も建造され太平洋艦隊に何隻配備されているか分かりませんが、漫才排水量4080トンで詳細は変わりません。ただ小型なので他国の同クラスの揚陸艦から見て、兵員は多くても200人は超えないだろうと思います。戦車もおそらく10両未満。

 その他、イワン・グレン級揚陸艦を配備中ですが、まだ太平洋艦隊には来ていない可能性があります。4隻計画され2隻が就役、北方艦隊とバルト海艦隊に1隻ずつ配備されています。こちらは満載排水量6600トン。戦車なら13台、兵員ならIFV(歩兵戦闘車)+歩兵300人の搭載能力があります。

 もしロシアが北海道侵攻を本気で考え、イワン・グレン級2隻、ロプーチャ級を20隻くらい太平洋艦隊に集中したとすると、歩兵5千人程度の揚陸能力を持ちます。あとは武器弾薬を搭載した支援艦艇がどれくらいあるかですが、この程度なら北海道に駐屯する自衛隊だけでも対処できそうです。もちろん自衛隊は継戦能力が低いのでできるだけ早く米軍の支援が必要なのは言うまでも有りません。やっかいなのはシナの台湾侵攻とロシアの北海道侵攻が同時に起こった時。

 日米同盟が正常に機能した場合は米軍の支援が見込めますが、北海道と南西諸島に関しては自衛隊が主体で戦わなくてはなりません。バイデン政権のアフガニスタンウクライナでの対応を見ると、武器弾薬と情報はくれるでしょうが、部隊の派遣は無いと考えたほうが良さそうです。その際日本国民の覚悟も必要ですよ。自分の国は自分たちで守るという気概がなければ滅びます。ウクライナ戦争でも分かったように日本国内にはロシアや特亜の工作員が山ほどいます。これらは有事にはテロを起こし日本の社会インフラを破壊しますよ。マスゴミも情報テロを起こすでしょう。

 日本を守るために早急に必要なのはスパイ防止法売国奴を一掃し有事に邪魔させなくするのが第一です。その上で国を守るために国民一丸となって戦い抜く覚悟。これさえできれば日本は生き残れると確信します!