鳳山雑記帳はてなブログ

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イリューシンIl-2シュトゥルモヴィーク

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Il-2(イリューシン2;ロシア語:Ил-2イール・ドヴァー)は、ソ連イリューシン設計局が開発した軍用機。

第二次世界大戦において、ソ連軍の主力対地攻撃機(シュトゥルモヴィーク)として使用された。生産数は、軍用機として史上最も多かったとされる。なお、本機を指して「シュトゥルモヴィーク」という名称が用いられることがあるが、これは本機が最も有名なシュトゥルモヴィークであることから付いた通称で、正式にはこれは本機を指す固有名称ではない。

                           - フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 -

【スペック】
(後期型)

全長: 11.65 m
全幅: 14.60 m
全高: 3.28 m
翼面積:38.5
全備重量: 5,880kg
エンジン:ミクリンAM38F 1700hp×1
最大速度: 403km/h
実用上限高度:6,500m
航続距離: 700km
武装
爆弾600kg
20mm機銃×2・7.7m×2(固定)・12.7mm機銃×1(後部旋回)
乗員 2名


 ワールドアドバンスド大戦略つながりで紹介します。日本ではソ連軍との本格的機甲戦が発生しなかったためになじみが薄い機体ですが、ドイツ軍関係者には「ペスト(黒死病)」とまで言われ忌み嫌われました。

 少々の機銃弾なら撥ね返す装甲をもった頑丈な機体で、低速ながら20mm機銃と爆弾で地上のドイツ軍装甲車両に襲い掛かり戦車キラーとして有名になりました。

 ドイツ軍パイロットからは、あきらかに機銃弾が命中しているのになかなか火を噴かないことから「空飛ぶコンクリートトーチカ」とも呼ばれ恐れられていました。

 日本のイメージからすると襲撃機という名称がぴったりくるかもしれません。

 ソ連キャンペーンではたいへんお世話になった機体です。ソ連アメリカと逆に地上部隊は強力なのですが、空軍がぐたぐたで主力戦闘機のI‐15やI‐16はカス、それに大戦初期の新鋭機であるはずのMiG‐3も単にスピードが速いだけの運動性ゼロでメッサーのF型に完敗し続けていました。

 ラボーチキンLa‐5登場は中盤以降、それまではIl-2が孤軍奮闘で頑張り続けました。防御力が高いので護衛戦闘機なしでOKだったというのは公然の秘密です(笑)。