鳳山雑記帳はてなブログ

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巡洋戦艦『デアフリンガー』

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【性能諸元】

排水量: 基準:26,600t、満載:31,200t
全長: 210m
全幅: 29m
吃水: 9.6m
機関: ギヤードタービン18缶2基 4軸推進、63,000hp
最大速: 26.5ノット
航続距離: 5,600海里(14ノット時)
兵員: 平時:1,112名(士官44名)
戦時:1,390名
兵装: 305mm連装砲 4基8門
150mm単装砲 12門
88mm高角砲 8門
88mm単装砲 4門
500mm魚雷発射管 4門

 ドイツ海軍の巡洋戦艦でやっとまともな形になった(笑)艦型。理由は『ザイドリッツ』の頁参照。

 通常巡洋戦艦は戦艦に比べ武装は同等以上でも防御力で大きく劣りカタログデータほどには活躍しないんですが、ドイツの設計は武装が他国より弱い代わりに防御力が突出しており、へたな戦艦よりもあるんです。

 このデアフリンガーもドッカーバンク海戦で3発の命中弾を受けるもびくともせず、逆に英艦隊の旗艦ライオンに命中弾をあびせるほどでした。ジェットランド海戦でも英巡洋戦艦クイーン・メリーを撃沈しています。このとき21発の命中弾を浴び、大破するも沈没しませんでした。

 最後はスカパフローで自沈しましたが、もし第2次大戦まで生き残っていたらそうとう活躍できたと想像します。スピードはポケット戦艦と変わりませんからね。しかも武装は新戦艦のシャルンホルスト級(11インチ)より強力(12インチ)ですから。

 近代化改装で機関を入れ替えれば30ノットは堅かったはずです(日本の金剛級を考えると)。