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『セクシー田中さん』原作、芦原妃名子さん死去、日テレと脚本家は責任をとれ

【訃報】『セクシー田中さん』『砂時計』原作・芦原妃名子氏(50)死去…栃木川治ダムで自殺と見られる 


 私は普段テレビを見ないんですが、『セクシー田中さん』だけは偶然2~3回見たことがあります。別段興味も引かれなかったんですが、その原作者の漫画家芦原妃名子さんが自殺していたことを知り衝撃を受けました。

 経緯を詳しく知らなかったんですが、報道やネットの情報を見ると芦原さんはドラマ化する時「原作に忠実に」と注文を付けていたにもかかわらず、日テレ側はそれを無視し好き勝手にストーリーを改変していたみたいですね。脚本を書いた脚本家は原作クラッシャーで有名な人だったとか。

 原作改変は良くあることで、原作者は怒りはしても商売のために我慢することが多いとか。ただ芦原さんは繊細な人だったそうで、悩みぬいた末に自殺を選んだとも言われています。そういえばSNSで日テレに対する不満を投稿したものの、突然謝りアカウント削除したというニュースが数日前にあり、相当病んでいたんだなと想像していたんですが、まさかこういうことになるとは思いませんでした。

 漫画家や作家にとって作品は子供のようなもの。それを勝手に改変されたら繊細な人ほど病むでしょう。芦原さんはどうにか原作に戻そうと最後の2話だけ自分が脚本を書いたそうですが、降ろされた脚本家は不満たらたらの投稿をXにあげたとか。そしてそれを擁護する脚本家仲間もいたそうです。それも相まって芦原さんが精神的に追い詰められたのかもしれませんね。

 そもそも原作をドラマ化する場合は、その作品にリスペクトがなければなりません。好き勝手なストーリを作りたいならオリジナルなものでなければ駄目でしょう。映画でも酷い作品が多いですよね。私は見ていないんですが、空母いぶきも最低の作品だったとか。原作ではシナが敵なのに謎の国家に改悪したそうです。よく、かわぐちかいじさんは怒りませんでしたね。あれじゃストーリーの根本が破綻しますよ。怒っていても商売のために我慢したのか?

 そして一番許せないのは、自殺者を出したのに日テレも元凶の脚本家も他人事のコメントのみで謝罪が一切なかった事。こいつら人の命を何だと思っているんだ!(怒)これからも原作改悪をし続ける気なんでしょうね。原作が人気だからドラマ化するくせに、ストーリーそのものを変えるなら原作の意味って何なんですか?これを原作レイプと言うそうですが、テレビ業界の屑っぷりを今回の事件でも思い知りましたよ。

 芦原さんの死は本当に痛ましい事件でしたが、テレビ局の存在そのものが悪だということも良く分かりました。