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レッドデッドリデンプション2

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 先ほどエンディングを迎えたばかりで、その余韻に浸りつつ書いています。10月26日に発売されたばかりの最新作なのでなるだけネタバレは避けたいんですが言いたくなる衝動に駆られるほどの大傑作でした。

 レッドデッドリデンプション2(以後RDR2と略)はロックスターゲームスの看板シリーズRDRの続編です。ただ時間軸としては2が前で、1はその後日譚という扱いになります。19世紀から20世紀初頭、アメリカ西部が近代へと生まれ変わりつつある時代。アウトローとして生きてきた主人公が文明の波にどう挑むのか?というのがこのシリーズのテーマですが、単純な西部劇でなく人情ドラマがあるのが良いですね♪
 
 RDR2は、ダッチ率いるダッチギャングの幹部アーサー・モーガンが主人公。猪突猛進で野心満々の首領ダッチ、副首領で沈着冷静、頭が切れる人格者ホゼア、幹部の一人で卑劣なマイカ、黒人奴隷とインディアン女とのハーフで寡黙で信頼できる好漢チャールズ、脳内筋肉で粗暴なビル、怒らせると怖いが根は優しい女ガンマン、セイディ、なんでギャング団に入ったか分からない好人物黒人青年レニーなど一癖も二癖もあるギャング団のメンバーに次第に愛着がわいてくるんですよ。もちろん前作の主人公ジョン・マーストンもいます♪

 物語は、官憲や対立するコルムギャングに追われ雪山を彷徨うところから始まります。雪山なのでわざと操作性を悪くしているんですが、チュートリアルも兼ねたチャプター1で挫折しアマゾンで低評価している人間がいることにまず呆れました。このゲームは平原に降ったチャプター2から本格的に始まると言っても過言ではありません。

 主人公はギャングなので、銀行強盗もすれば列車強盗もします。駅馬車は襲うし時には殺人もする。現代の基準ではとても受け入れられない悪なんですが、それがゲームを進めるにつれ西部劇なんだと納得するようになるから恐ろしい。それだけ没入感が凄いという事なんでしょうね。確かに操作性が良いとは言えません。直前まで遊んでいたアサシンクリードオデッセイと比べると月とスッポン。ただし、リアルさではRDR2が断然上。なんというかアサクリオデッセイは操作性が軽い、RDR2は操作性が重厚なんですよね。移送手段もファストトラベルが便利ではなく、長距離移動は列車か駅馬車になるんですが、とにかくお金がかかり頻繁に利用できません。現実的に馬で移動となるんですが、馬と人間の相性もあって餌をあげたりブラッシングして世話をすれば相性が良くなり、世話を全くしないと衰弱して死んでしまうなど妙にリアルなんですよ。人間にも言えて、定期的に食事しないと死にます。ですから狩りをして野生動物を取ったり釣りをして魚を捕らえなければなりません。それをキャンプの焚火で焼いて食べるんです。この狩りや釣りも非常に面白い。人によっては本編を進めず狩りばかりしている人もいるとか。私はもっぱら釣り専門でした(笑)。ルアー釣りもあるんですが、私は何と言ってもミミズを餌にした湖のニジマス釣りです!これ本当に最高ですよ!一日中釣りでも良いくらい(笑)。

 ギャング団ですから官憲や敵組織に追われ拠点を転々と移さなければなりません。最初は雪山の山小屋、次いで川岸の高台、湖に突き出る半島の突端、廃墟となった豪邸、大都市の北方に広がる沼沢地の一角、最後はマップ北東の山岳地帯と実に6回も拠点が変わりました。逃亡には資金が必要で、それを稼ぐために強盗、官憲に追われ指名手配の賞金が加算と悪循環の末ダッチギャングは破滅します。最後には生死を問わずと指名手配所に書かれる始末。逃亡の途中で愛すべき仲間たちが次々と倒れます。特にサンドニで大銀行を襲った時、罠にはまって官憲に包囲されホゼアとレニーが射殺されたシーンはショックでした。マイカとかビルのような悪人は生き残るのに!



 ここから先はネタバレ(これまでも十分ネタバレですが…)なのでこれからゲームする予定の人は絶対に読まないでほしいんですが、銀行強盗で追い詰められたダッチ一行はキューバに密航を企み輸送船に逃げ込みます。ところが罰が当たり嵐に遭い船は遭難。主人公一行も孤島に流れ着きます。その島シリーズが一番参った!装備も金も一切奪われ拾った武器弾薬で一からスタート。敵は島を支配する軍人と大農場主。主人公一行は島を脱出する船をくれるという条件で、独立運動組織に協力します。最後は軍隊と戦争ですよ!このシーンが一番きつかった。実際何度も死んでリスタートしましたがね(苦笑)。

 そして、アメリカに戻った後も懲りないダッチは強盗して資金を稼ぎタヒチに逃亡して大農場主になろうと夢物語ばかり話しだします。主人公アーサーたちはそんなダッチを見限り始めました。大量の軍の金塊を積んでいるという列車強盗を計画したダッチたち。ところがそれは軍の罠で取り囲まれ主人公アーサーは絶体絶命の危機に陥ります。一緒にいたダッチは、なんとこの時アーサーを見捨て逃げ出しました。救ったのはかつてアーサーが命を助けたインディアンの「鷲の飛翔」。この若者も猪突猛進で危なっかしいんですが純粋で愛すべき若者なんです。アーサーを助けようとして撃たれる鷲の飛翔。正直泣きましたね。このゲーム、良い人物ほど死にます。この一件でアーサーは完全にダッチを見限りました。

 アーサーは仲間のギャング、特に女たちに早いうちに逃げ出せと忠告します。1の主人公ジョンと共にアジトに向かったアーサーは待ち構えていた官憲との激しい銃撃戦の末逃亡。その途中追い詰められた二人ですが、アーサーは妻子のあるジョンを逃がすため一人官憲、そして彼を追ってきたダッチ、マイカと戦います。なんとマイカは裏切って官憲と通じダッチギャングの情報を漏らしていたのです!もともと結核で死を覚悟してきたアーサーが仲間を逃がすために捨て石となって死ぬ。感動的ラストでした。これもゲーム上のフラグ次第ですが、できるだけ善人プレイしていたのでマイカには殺されず、朝日を見ながら死を迎えることが出来ました。



 上記が本編のラストです。ただしその後のエピローグが長い。アーサーによって助けられたジョン・マーストンが逃亡中の指名手配犯からいかにして大牧場主になったかの後日譚が描かれます。これも面白い。チャールズやセイディ、おじさんなどかつての仲間たちと再会し平和な日常生活に戻りつつある中、アーサーの仇であるマイカの行方を知ったジョンたち。ジョンの妻アビゲイルは必死に止めますが、あの時命を救ってもらった恩に報いるため、ジョン一行はマイカが子分たちと共に立てこもる雪山に向かいました。

 雪山に始まり雪山で終わる壮大な物語。激しい銃撃戦の末マイカを山小屋に追い詰めたジョン。ところがマイカは追ってきたセイディを人質に取ります。そこに現れたのは何とかつての首領ダッチ。タヒチに逃亡したとばかり思っていたんですが、官憲に追われる身やはりギャングとしてしか生きられなかったのでしょう。マイカはダッチと組み再びギャング団を立ち上げようとしていたのです。

 ジョンはダッチとマイカに銃で狙われる中、必死でダッチを説得します。悩むダッチですが、出した答えは…マイカの射殺。そしてダッチは何も言わずその場を去っていきました。かつての仲間たちに対する愛なのでしょうか?それとも死んでいった仲間たちへの哀悼の念なのでしょうか?ともかくジョンたちは生き残り、裏切り者マイカは死にました。

 マーストン牧場で共に生きようと説得するジョン。ところがチャールズは比較的差別の少ないカナダに移住し結婚して普通に生きると宣言し去っていきます。セイディは今やっている賞金稼ぎが面白いので南米に渡って一旗揚げると別れを告げました。再会した仲間たちが再び去っていくシーンを背景にエンディングが流れます。2で初めてRDRに接した人はハッピーエンドだと思うでしょうが、RDR1を遊んだ経験者はこの3年後ジョンが非業の最期を遂げることを知っています。さらにその3年後には妻アビゲイルも失意のうちに病死。RDR2では幼い少年だったジョンの息子ジャックが、成長後1914年父の敵討ちをして終わるのです。複雑な心境でした。

 一言で言ったらRDR2は神ゲーです。おそらくゲームオブザイヤーの有力候補でしょう。ここまでどっぷりとつかったゲームは久しぶりです。ストーリーもおざなりが多いアメリカゲームにしてはとても素晴らしい!ホライゾンに匹敵するレベルだと個人的には思います。


 アマゾンの悪評には騙されずぜひ遊んでほしいゲームです。ロックスターさん、こんな面白いゲームを世に出してくれて本当にありがとう!!!