鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

幻の聖地キーテジ

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 これ不思議書庫じゃなくてゲームの話なんですが、まあいいか(笑)。

 実はつい先日までトゥームレイダーシリーズ最新作『ライズオブザトゥ―ムレイダーPS4完全版』を遊んでいたんです。トゥ―ムレイダーと言えば若き女性冒険家ララ・クロフトを主人公にした冒険活劇ですが、前作『トゥ―ムレイダー』からこれまでのシリーズを一度リセットし新たに作りなおした(リブート)作品となっています。

 トゥ―ムレイダー、直訳すると墓荒らし。古代の財宝を探すとどうしても古代人の墓を荒らすことになるのでふさわしいタイトルではあるんですが、PS4で画像がリアルになったため人骨とかゾンビとか気持ち悪くて仕方ありません(苦笑)。

 今回のライズオブザトゥームレイダービザンツ帝国で活躍した不死の予言者と大いなる不死の秘密を巡って、その秘密を狙う古代から続く秘密結社トリニティとララ・クロフトとの対決を描いています。ゲームとしても非常に面白くちょっと残酷な描写はありますが最後まで楽しめました。

 ゲーム中、不死の予言者が信者たちと逃れロシア奥地に建設した幻の都市キーテジを巡って戦いが巻き起こるんですが、キーテジという名前に惹かれました。ゲーム上の創作だと思ってググっていると実際にそういう伝説があるようですね。

 キーテジは、ロシア正教伝説上の聖地でモンゴル軍の侵略から逃れた正教徒たちがボルガ川の奥地に建設したそうです。ニジェゴロド州の北部にあると言われます。ところが地図で見てみるとその辺りは大森林ばかりで何の痕跡もありません。よくいうユートピア伝説の一つなんでしょう。

 一方ゲーム上のキーテジは違います。ロシア正教ではなくビザンツ帝国ギリシャ正教時代。迫害を受けた不死の予言者とその信者たちはまずシリアに逃れ、さらにそこからロシア奥地に向かって都市を建設します。そこへ13世紀、モンゴル軍がキーテジの財宝を狙って侵攻してくるのですが、大いなる力によって防がれ、キーテジに至る山道ががけ崩れで消えたため場所が分からなくなったとされます。実はモンゴル軍に侵攻をそそのかしたのは、キーテジの財宝を狙うトリニティで、中世から今まで不死の予言者とその子孫たちとトリニティの戦いが続いていた事になります。

 私はこういう歴史的設定のあるゲームが大好きでして、そういう意味でもツボでした。

 ゲームの話を現実に推理しても無意味なんですが、ゲーム上のキーテジがもし存在するとするならボルガ川の近くではないでしょう。まず高い山脈がありませんからね。ゲームで急峻な雪山を登るシーンがあるので、低い山しかないウラル山脈でもありません。有り得る可能性としてはコーカサス山脈。こちらは5000m級の山があるし、ビザンツの勢力圏からもそれほど離れていないのでリアルではあります。モンゴル軍の侵攻という設定も、ボルガ河畔ならバトゥのロシア・欧州遠征の途中という事になりますが、コーカサス山脈ならチンギス汗のホラズム遠征のついで、あるいはフラグの中東遠征の途中という可能性もあるでしょう。

 フラグは、カスピ海南岸エルブルズ山脈にある有名なアサシン教団の本拠アラムート城を攻めた実績があるので、そこから500kmくらい北東に進んだコーカサス山脈中のキーテジを襲っても不思議ではありません。さらにフラグは、イスラム勢力と対抗するため欧州とも結んだので、ビザンツ帝国に勢力を持つ秘密結社トリニティと接触したとしてもおかしくないでしょう。

 なんで私が、たかがゲームの設定にリアリティを持たせてやらないといけないか分かりませんが(爆)、ゲームとしてはとても面白いのでPS4を持ってる方是非遊んでください。ゲーム性は『アンチャーテッド海賊王と最後の秘宝』よりは劣ります。ただあっちはおっさんばかりしか出ないので、若さで勝負のララちゃんを操れる分はこっちが上ですけどね♪というかララちゃん、強すぎ!ゲーム上300人くらいはトリニティの兵士をぶっ殺してますよ。大量殺人鬼じゃないか!まゲームだからこんなもんです(爆)。











追伸:ジェイコブの正体には驚いた。どうりで強いわけだ(笑)。