鳳山雑記帳はてなブログ

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祝!リチウム蓄電池搭載型のそうりゅう改『おうりゅう』進水!!

海自の最新鋭そうりゅう型潜水艦「おうりゅう(凰龍)」が進水式…リチウムイオン電池を世界で初めて装備!



 いやあ、めでたいですな♪ついに夢の潜水艦リチウムイオン蓄電池搭載型の『おうりゅう』(凰龍)進水ですよ。

 従来のそうりゅう型は海上自衛隊の潜水艦で初めて実戦配備されたAIP(非大気依存)潜水艦でした。これまでのディーゼルエレクトリック潜水艦は、ディーゼル機関で発電機を回し蓄電池に充電して水中の動力を得ます。ですから発電するためには水面近くまで浮上しシュノーケルで空気を取り入れて発電しなければなりませんでした。

 そうりゅう型ではAIPのスターリング機関を採用、従来の蓄電池は緊急時だけ使用し、普段はスターリング機関で行動するようになりました。良いことづくめのようですが、そうりゅう型が搭載する川崎/コックムス4V-275R MkIIIスターリング機関は4基で300キロワットの発電力しかなく、仏馬力に換算して約407.9psしかありません。

 これでは水中でわずか4~5ノットの低速しか出せず、使い勝手が悪いと言われてきました。

 そこで従来の鉛蓄電池に比べ充電時間が短く、1.5倍の充放電回数を持ち2倍以上の蓄電量を有するリチウムイオン蓄電池搭載のそうりゅう改型が計画されます。今回進水したおうりゅうがその一番艦というわけです。軍事機密ですから詳しいことは分かりませんが、一説では水中全速航行能力が20倍になったとも言われます。原子力潜水艦ほどでなくとも、通常能力型潜水艦では最高峰の性能になったのは間違いないでしょう。

 リチウムイオン電池は爆発しやすいとか、いろいろ技術的克服点があったと言われますが、日本の技術陣はそれを乗り越えたわけです。そうりゅう改型は日本の宝ですから絶対輸出してはいけません。その地域の軍事バランスを崩す可能性があります。

 特亜が発狂する姿が目に浮かんで、楽しくなってきますね♪