日本がオーストラリア次期潜水艦選定から脱落したのは、個人的には国防の最高機密流出を免れたのでほっとしています。日本製潜水艦導入に前向きだったアボット前首相は、今回日本が潜水艦選定に参加してくれた事に対する感謝のメッセージを贈ったそうですが、そのアボット氏をクーデター同然の手法で倒したターンブルに変わったので脱落して良かったと思います。
ターンブルは息子の嫁が支那人で、その親は共産党の幹部とも言われバリバリの親支那派。まさかアメリカ陣営から離れる事はないと思いますが、その動きをよく注視しないと日本は煮え湯を飲まされるかもしれません。その意味では今回の件でオーストラリアとはしばらく距離を置く方が良いと思います。それより現在進行形で支那の侵略に悩まされているフィリピンやベトナムとの連携を強化すべきでしょう。インドは独自の思惑があるので完全に日本側に立つ事は難しいかもしれませんが、支那とパキスタンが関係強化を図っているので、この線で協力できるかもしれません。その時はパキスタンを捨てる覚悟が必要なのは言うまでもありません。国際外交は綺麗事では済みません。捨てるべき関係は捨てて、自国の安全を図るのが普通の国です。すべての国と仲良くできるわけではありません。真っ先に捨てるべきは韓国でしょうね。味方にすると恐ろしい国、敵に回すと頼もしい国ですからwww
それはともかく、オーストラリアがフランス潜水艦を選んだのは理解できなくもありません。ドイツとフランスでは、ドイツが212型の輸出タイプ214型(水中排水量2000トン)の拡大型を提案。一方フランスは、次期攻撃型原子力潜水艦シュフラン級の船体にデーゼルエレクトリック機関を搭載するというもの。一部AIP(非大気依存推進)を入れるとも言われています。
大失敗が目に見えているドイツ案よりは船体設計はできているフランス案を選ぶのは必然だったかもしれません。ただシュフラン級も一番艦(シュフラン)が2016年就役予定でまだ海のものとも山のものともいえぬ状態。しかもシュフラン級は水中排水量5300トンで、日本のそうりゅう型(水中排水量4200トン、水中出力8000ps【仏馬力】)以上の出力が必要になります。技術関係は疎いので断言はできませんが、そんな大出力機関を作れるのか疑問です。これなら素直に原子力にしとけばよかったのに。ただ、だったらアメリカからヴァージニア級を買いますわな(笑)。
待ち伏せ攻撃が主任務の通常動力型潜水艦は水中出力20ノット出せれば合格です。なぜならそれ以上速力を出せばどうしても騒音が生じ発見されやすくなるからです。世界の通常動力型潜水艦の公表最大速度が20ノットになっているのはそのため。それ以上は無意味です。攻撃型原潜ですら静粛行動時は速力を20ノット以下に落とすそうです。
シュフラン級とほぼ同じサイズの支那の漢級攻撃型原潜が水中25ノットで12000ps。さすがにここまでは必要ないですが、単純計算でそうりゅう型と漢級の中間10000ps前後は必要なんじゃないかな?他人事ながら、コリンズ級の失敗をさらに拡大し壮大な失敗をやらかしそうな気がしますがまあ頑張ってください!太平洋の安全はアメリカと日本が主になって確保しますから。支那とあんまり仲良くしてると韓国と同じ運命になるよwww
ただ、トランプが大統領になると日本は窮地に立たされるような気もするんだよな。悩ましいです。