旧式化したAH-1コブラの後継としてAH-64Dアパッチ・ロングボウを2005年導入したのは良いが自衛隊の導入するブロックⅡをボーイングが生産中止するなど悪条件が重なり1機300億などというとんでもない価格になって次の攻撃ヘリを導入しなければならなくなりました。
結局AH-64Dは今のところ12機(2012年現在)に留まっているそうです。AH-64E(旧称AH-64DブロックⅢ)に変更して調達を続けるという話もありますがどちらにしろ高価なので数が増える事はないでしょう。
F-X(次期戦闘機計画)は時折新聞などでも話題になるのでご存知の方も多いでしょうが、戦闘ヘリに関しては私もまったく盲点でした(苦笑)。
この中でAH-64Eはたぶんこれまでの経緯から(あとコスト面でも)脱落しそうです。それ以外は一長一短があります。
一応重武装型では、現状の884shp(軸馬力)×2を1300shp×2にパワーアップし機体各部も強靭化し要部には装甲を施すそうですが、1300shpエンジンって国産?
30㎜チェーンガンは欲しいわな。あと有線誘導のTOWより威力も高くセミアクテイブレーザーホーミングのヘルファイアが理想。射程も4kmから8kmに伸びて生存性もあがりますしね。アパッチ並みの16発とは言いません。せめて8発なりとも。
私の素人考えでは、攻撃ヘリより汎用ヘリのUH-60JAブラックホークに米陸軍並みに対戦車ミサイルとロケット弾装備の強襲型を導入した方が良いのでは?とググってみたらなんと予算不足で導入が見送られたそうですね。政治判断で断念するのも最悪ですが、これはこれで情けない。
自衛隊のドクトリンでは地形的にアパッチのような攻撃ヘリはそんなに数は要らないと思うんです。それよりも離島奪還作戦で兵士を運ぶブラックホーク部隊に強襲型を混ぜて降下作戦の支援をさせる方が役立つかも?って思ったんですが…。
どちらにしろヘリに関しては全く疎かったので今後情報を集めようと思います。なんで記事にしたかというと生意気にも韓国がAH-64Eの導入を決めたからなんですね。どうせ共食い整備で稼働率10%くらいになるくせに(爆)。