鳳山雑記帳はてなブログ

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ショーン・コネリー引退記念 「風とライオン」

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 20世紀初頭帝国主義華やかりし頃のモロッコ。独立国であったモロッコは欧米列強の植民地主義による侵略を受けていました。そんな状況に我慢できなかった現地人の族長ライズリー(ショーン・コネリー)はアメリカ大使館を襲撃します。
 
 多くのアメリカ人が殺される中、アメリカ大使の妻と幼い娘、息子だけは殺されず連れ去られます。人質という意味でしょう。
 
 時のアメリカ大統領、セオドア・ルーズベルトはこの事件を奇貨として露骨にモロッコに対する侵略を開始します。タンジールに上陸したアメリ海兵隊は近代兵器にもの言わせ圧倒的武力でタンジールを制圧しました。
 
 一方、拉致されたアメリカ大使夫人でしたが野蛮と思われたライズリーとの交流から奇妙な友情を抱きます。侵略者と誘拐者、どちらにも非があることに気付かされるのです。
 
 そして、夫人と幼い子供たちはアメリカの圧力により解放。しかしモロッコ駐屯の欧州列強の対立から、現地人の裏切りに会いライズリーはドイツ軍に捕らわれてしまいます。
 
 夫人は、ライズリーを救うためアメリ海兵隊を動かしライズリー救出の戦いを起こし、無事に助け出すことに成功しました。
 
 
 ~というあらすじでした確か。ハリウッド映画らしいご都合主義でおかしなところ満載(なぜアメリ海兵隊が武力制圧しているのにドイツ軍が駐屯してるのか?一番悪いのはアメリカなのにいつの間に良い役になってるの?などなど…)
 
 
 そういうストーリーの矛盾は置いといて(爆)、マグレブの族長ライズリー役のショーン・コネリーが男らしくて良かったです。
 
 
 ちなみに私の一番好きなシーンは、アメリ海兵隊がタンジールを制圧するところ。酷いの一言です。あれが帝国主義の現実なのでしょう。映画ではそんなシーンなかったけどアメリカ大使夫人はふつう貞操の危機だよなあ(苦笑)。映画でもハーレムに入れるとかそういう会話はあったけどね。