鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

提督の決断2

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 間もなく8月15日、ということでこのゲームを紹介します。光栄の看板のひとつ「提督の決断シリーズ」の第2作目です。ゲームとしての出来は3が一番良いと思いますが、2は上の画像のようなカードバトル形式の会議があるんです。
 
 背中向けているのがプレイヤーである海軍軍令部総長アメリカプレイだと海軍作戦部長になります)。その右が陸軍参謀総長杉山元(はじめ)。その左のメガネをしているのが東条英機総理大臣。その左が外務大臣東郷茂徳、その左が大蔵大臣賀屋興宣
 
 この5人がひと月に一回集まって国政や軍政、陸海軍の作戦方針を話し合います。実はこれが一番難しいんです。実際の戦闘はこれに比べれば楽ちんです。
 
 まず陸軍の主張は絶対に曲げない杉山元帥。陸軍出身だからか陸軍に近い東条首相、事なかれ主義の外務大臣と大蔵大臣。これら一癖もふた癖もある連中を相手に時には説得し、ときには脅して海軍の主張を貫かなければなりません。
 
 プレイヤーが国の方針をまともな方向に持っていかないととんでもないことになります。例えばニューギニアで米軍の大反抗があって一刻も早く援軍を送らなければならない時、陸軍はニューデリー攻略などという無茶な主張をしてきます。まだインパールもとっていない時にですよ!!!
 
 ほっておくとそれが国の方針になりかねないので、カードバトルで中立の大蔵、外務に手を回し多数決で勝てるように工作します。また陸軍が拗ねないように譲れるところは譲って感情的な対立が決定的なところまで悪化しないようにします。
 
 このゲームはこれが肝で、戦闘はどうでもいいような気がします(苦笑)。でも日本プレイだから苦労するだけで、試しにアメリカプレイをしたところ楽でしょうがありませんでした。
 
 陸軍の言う通り作戦方針には一応同意しても、兵力があり余っているため自分の好きなところを攻撃できるのです。このゲーム米軍プレイは面白くありませんね。存在自体がチートですから。
 
 やはり日本海軍プレイ、貧しい資源をやりくりしながら厳しい国防会議で凌ぎを削る方が楽しめるでしょう。こういう変わったアプローチを行った二次大戦ゲームは日本ではあまり例がないかもしれません。
 
 
 変わったゲームをやりたいという人、遊んでみるのも一興かもしれません。