F‐111戦闘爆撃機を代替する目的で、当時最強の制空戦闘機F‐15(B/Dの複座型)をベースに再設計され、外見はほとんど同じながら中身は60%以上変わっているそうです。低空を高速で侵攻し、重爆装にも耐えられるよう頑丈な構造になりました。許容飛行時間(機体寿命)16000時間、従来のF-15と変わらぬ空戦能力を持ちながら米軍の持つ戦術戦闘機用空対地兵装のほぼすべてを搭載でき、搭載可能重量実に11tという桁違いの攻撃力を持っています。これは現用マルチロール戦闘機では最大の搭載量です。
1986年初飛行、1988年から部隊配備開始されました。一枚目の画像は、あえてこれを選んだんですが恐ろしいほどの搭載量が見てとれると思います。二枚目は湾岸戦争時、サウジの空軍基地に集結したF-15E飛行隊。こんなのに集団で爆撃されたらたまったもんじゃありませんね!(苦笑)
現在アメリカ以外のF-15運用国もE型およびその派生型を使用していますが(イスラエルF-15I、サウジF-15S、韓国F-15K)、なぜか日本の航空自衛隊だけがC型ベースのJ型、D型ベースのDJ型を運用してE系列を保有していません。専守防衛でストライクイーグルのような攻撃的兵器は保有できないのかもしれませんが、支援戦闘機っていうのがあるならマルチロール機を一機種もっててもおかしくないんでないかい?(笑)どうせ社民や共産のような売国勢力は批判するんだし…(苦笑)。
だいぶ先の話だけどF‐35をもし採用しようとする時どんな言い訳するんだろ?まさか対地攻撃関連兵装だけ外すなんていう馬鹿な事しないよね?その時はまともな政権であることを祈ります。心の底から!!!
【性能諸元】 *ちなみに1t=9.80665KN(キロニュートン)
全幅 | 42.8フィート(13.05メートル) |
全長 | 63.8フィート(19.44メートル) |
全高 | 18.5フィート(5.63メートル) |
主翼面積 | 608平方フィート(56.5平方メートル) |
補助翼面積 | 26.48平方フィート(2.46平方メートル) |
フラップ面積 | 35.84平方フィート(35.84平方メートル) |
垂直尾翼面積 | 105.28平方フィート(9.78平方メートル) |
水平尾翼面積 | 111.36平方フィート(10.34平方メートル) |
乾燥重量 | 32000ポンド(14515キログラム) |
最大離陸重量 | 81000ポンド(36450キログラム) |
最大搭載量 | 24448ポンド(11114キログラム) |
内部燃料 | 13123ポンド(5952キログラム) |
CFT燃料 | 9402ポンド(4265キログラム) |
最大搭載燃料 | 34420ポンド(15613キログラム) |
最大巡航速度 | マッハ0.9 |
最高速度 | マッハ2.5(1434ノット) |
最大上昇高度 | 50000フィート(15000m) |
実用上昇高度 | 35000フィート(10500m) |
最大航続距離 | 外部増糟×3:2400海里(3840キロメートル) |
最大戦闘半径 | 外部増糟×3:685海里(1270キロメートル) |
エンジン |
F100-W-220×2(初期のみ)
F100-PW-229×2(ドライ出力79.2KN、A/B出力129.5KN) |
固定武装 | M61A1バルカン 512発及び450発 |
初期運用開始 | 1989年12月30日 |
初陣 | 1991年1月17日(湾岸戦争) |
クルー | パイロット+兵装システム士官 |
単価 | 3110万ドル(35億7600万円) |
飛行可能価格 | 7100万ドル(81億6500万円) |