とりあえず三面図が載せたかったから記事にしただけですが(爆)、ソ連の開発した大型制空戦闘機です。
性能は結構いいと思うんですよ。双発の高推力エンジンによる高い機動性、機体が大型で燃料搭載力に余裕があるため4000kmとも言われる航続力を持ちます。
また空対空ミサイルも10発搭載でき攻撃力も十分、ソ連版F‐15イーグルと言えるかもしれません。弱点はアビオニクス(Avionics、レーダーなどの電子機器のこと)関係だと言われていましたが数度の近代化改修がなされ随分向上したとのことです。それでも西側戦闘機に比べればまだまだなのでしょうが…。
Su‐27はバリエーションが豊富なのも特徴で、私も完全に把握できていません(苦笑)。
練習機を除く主なものを記すと…
Su‐27 初期型。1989年から配備開始。
Su‐27S 近代化改修型。アビオニクス関係を強化したといわれる。
Su‐27SK S型のダウングレード版。輸出仕様。中国がライセンス生産してるのはこれ。
Su‐27SM S型をさらに近代化改修したもの。10目標探知2目標追尾のレーダーを搭載。
Su‐30 複座の長距離迎撃機タイプ
Su‐30MK 30の輸出型。当然ダウングレードはあるだろう。
Su‐34 並列複座の戦闘攻撃機タイプ。
Su‐35 2タイプあるので紛らわしいが、初代は輸出用でカナード付き。二代目は機体を再設計し
アビオニクス関係を大幅強化した最新の長距離多用途戦闘機。スーパークルーズもできる。
ロシア空軍の主力として配備中。160機導入予定。
寸法(L×W×H/翼面積) | 21.94×14.70×5.93m / 62.0m2 |
機体重量(自重/全備) | 16,300kg / 30,000kg |
飛行速度(最大) | M2.35(高空)、M1.1(海面高度) |
上昇率(海面上) | 不明 |
上昇限度(実用) | 18,000m |
離着陸距離(離陸/着陸) | 500m / 600m |
航続距離 | 4,000km(空輸時)、戦闘行動半径1,500km(制空任務) |
エンジン | リュルカ(サチュルン)設計局製 AL-31Fターボファン×2基 推力 12,500kg×2(A/B) 機体内燃料搭載量 9,400kg |
武装 | 30mm機関砲×1(弾数150)、AA-10対空ミサイル×6~8、AA-11対空ミサイル×2 |
乗員数/機体初飛行 | 1名(単座)、2名(複座) / 1977年5月20日(原型機T-10) |