鳳山雑記帳はてなブログ

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ブルターニュ級戦艦(フランス)

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 フランスの近代戦艦は、初の弩級戦艦クールベ級から超弩級戦艦になったブルターニュ級そして新戦艦のダンケルク級リシュリュー級の4タイプのみ。ブルターニュー級とダンケルク級の間にノルマンディー級とリヨン級がありますが、これはワシントン海軍軍縮条約により建造中止になりノルマンディー級のうちの1隻(ベアルン)のみが空母として完成しました。
 
 
 そのなかでクールベ級は日本の金剛型と同世代ながら3、4番砲塔を両舷に配置する古臭いデザイン、ダンケルク級以降は4連装砲塔を2基すべて艦首に集めるというある意味斬新なデザインですから、このブルターニュ級のみがフランスで唯一まともなデザインの戦艦と言えます。(異論は認めない!爆)
 
 
 ちなみに建造中止になったノルマンディー級は4連装砲塔を艦の前、中、後に配置した頭の痛くなるデザインでしたので、完成しなくて幸いでした(爆)。興味のある方(まあいないだろうけど…苦笑)は、グーグルの画像検索で「Normandie class battleship」を調べてみてください。きっと貴方も頭痛がしてきますよ!(笑)
 
 
 まあこのブルターニュ級もデザインがまともなだけで性能は大したことありません。主砲は34cm連装主砲(45口径)×5基10門。当時の列強戦艦が最低でも14インチ(35.6cm)、一部には15インチ(38.1cm)や16インチ(40.6cm)も登場しつつあった時期になぜ?という疑問も湧きますが、前級クールベ級の拡大改良型で主砲も30.5cmから34cmに強化したからフランス海軍的にはOKだったのでしょう。
 
 
 仮想敵国ドイツの戦艦にまだまだ12インチ砲が主流だったから優位に立てると思ったのかもしれません。しかしドイツの戦艦は馬鹿硬いから砲戦になったら不利でっせ(笑)。24発の直撃弾(+魚雷数発)を受けて沈まない巡洋戦艦!(笑)があるくらいですから。それが戦艦になると…考えるだけで恐ろしい!!!
 
 
 竣工が1915年ですから英海軍のクイーンエリザベス級と同時期なんですよね。比較すると力不足は否めないし1913年竣工の日本の金剛型と比較しても弱そう(笑)。さすがに防御力はこっちがやや上ですが…。
 
 
 同級艦は3隻(ブルターニュプロヴァンス、ロレーヌ)。
 
 艦橋が前のめりになってるところも日本の扶桑型っぽくて味がありますね。私は初めてブルターニュ級戦艦の存在を知った時「フランスにもまともなデザインの戦艦があったんだ!」(仏海軍ファンの方すまん…)と思いました。
 
 
 性能は大したことないんで載せませんよ。速度も20ノットしかありませんし…。
 
 
 
 あっ!もうひとつ突っ込みどころがあった!!!普通、艦の真ん中にある3番砲塔は後ろ向き配置だよなあ(苦笑)。