鳳山雑記帳はてなブログ

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給糧艦 「間宮」

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 おそらく帝国海軍将兵が出会ったら一番うれしい艦でしょう。給糧艦とはその名の通り艦艇に食糧を供給する補給艦のことです。
 
 艦隊将兵1万8千人の食事を3週間賄うことができる1000トンの食糧を搭載できます。そればかりか調理加工施設、冷凍倉庫を持ち、専門のコック、料理人、食材を作る職人が軍属として乗り込み将兵に料理などを提供できました。
 
 食事ばかりでなくアイスクリームや最中、饅頭なども製造できたといいますから驚きです。軍艦と言うより商船ですが、なんとこの船にも自衛用として14cm砲2門、8cm高角砲2門積んでいました。
 
 戦争中、食糧の補給任務で各地を訪れ大活躍でしたが1944年12月、アメリカ潜水艦の魚雷攻撃を受け戦没しています。
 
 私もこんな船なら一度乗ってみたいです(笑)。さぞかし極楽だろうなあ~♪
 
 
【性能諸元】
 

排水量基準 15,820トン
全長130メートル
全幅:19.9メートル
喫水部幅:18.8メートル
吃水
機関主機レシプロエンジン1基1軸 10,000馬力
主缶:ロ号艦本式缶8基
最大速14ノット
搭載燃料石炭3,350トン、重油2,100トン
航続距離14ノットで6,000海里
乗員
兵装14cm砲2門、
8cm高角砲2門(平時は陸上保管)
その他18,000人の3週間分の食料補給、艦内での加工食品の製造など