鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

隈部館に行ってきました!

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 最近、「中世武士の城」という本を読んで以来無性に当時の館跡を訪れたくて本日ついに行ってきました。

 超ローカルのマイナーな存在なので誰も知らないとは思いますが、熊本県山鹿市菊鹿町にある隈部館跡です。


【隈部館(くまべやかた)は、中世に山鹿市一帯を支配した隈部氏が築いたと伝えられる居館。熊本県山鹿市菊鹿町上永野に存在する。
 菊池氏家臣であった隈部氏が、隈部武治の時、上永野地区に本拠を構え築いたと伝えられる。他に隈部親家、隈部親永が築いたとも伝えられている。隈部親永が1580年(天正8年)に隈府城に移るまで隈部氏の本拠であった。1587年(天正15年)に発生した、肥後国人一揆の鎮圧後に破却された。】(フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より)


 以前何度か訪れたことがあるんですが、本日行って驚きました。八方ヶ岳山系の中腹にあり昔は道なき道(崖から落ちたら死ぬような・爆)を登って行ったんですが、なんと立派な舗装道ができてるじゃありませんか!しかも駐車場まである!!!

 その割には相変わらず案内板が不親切なんだよなあ(苦笑)。昔行ったことある私でさえ、何度か分岐点で勘に頼らされましたよ。


 館自体は中世の武士の館らしい風格があるんですが、もちろん建物は残っていません。ただ当時をしのばせる屋敷や庭園跡の礎石があってとても風情があります。大手門跡から入ると桝形があり野面積みの石垣は見ごたえ十分です。


 ただの屋敷跡なんですが、三方が急峻な崖になっており背後の山には猿返城という詰めの城があります。こちらは本格的な登山になるので行きませんでしたが…。一見して難攻不落だと見てとれるんんですが、歴史を調べてみると意外にあっさり落城しています(笑)。不思議だ~?


 本丸跡から見た景色は、遠く雲仙や山鹿平野を見渡せて大満足でした。