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ロッキードP‐38 「ライトニング」

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P-38 ライトニングは、ロッキード社が開発し、1939年にアメリカ陸軍に制式採用された戦闘機。愛称であるライトニング(Lightning)は稲妻。日本側では「メザシ」や、戦争初期、低高度性能が低く格闘戦に持ち込みやすかった頃に「容易に撃墜できる=ペロリと食えるP-38(=Pろ8)」から「ペロハチ」と呼んでいた。ドイツではその航続性能と高速重武装から地上攻撃に活躍し「双胴の悪魔」と呼ばれた。

                    - フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 -

【諸元】データはL型
乗員: 1名
全長: 11.53 m (37 ft 10 in)
全高: 3.00 m (9 ft 10 in)
翼幅: 15.85 m (52 ft 0 in)
翼面積: 30.43 m2 (327.5 ft2)
翼型: NACA エアフォイル 23016 / NACA 4412
空虚重量: 5,800 kg (12,780 lb)
運用時重量: 7,940 kg (17,500 lb)
最大離陸重量: 9,798 kg (21,600 lb)
動力: アリソン V-1710-111/113 液冷 ターボスーパーチャージャー V-12 レシプロ, 1,194 kW (1,600 hp) × 2
零揚抗力係数(Zero-lift drag coefficient): 0.0268
抗力面積: 0.82 m2(8.78 ft2)
アスペクト比: 8.26(翼面)
【性能】
最大速度: 高度 7,620 m 時 667 km/h (高度 25,000 ft 時 414 mph)
失速速度: 170 km/h (105 mph)
フェリー飛行時航続距離: 3,640 km (2,600 海里)
航続距離: 1,770 km (1,100 海里)
実用上昇限度: 13,400 m (44,000 ft)
上昇率: 最大 1,448 m/min (4,750 ft/min)
翼面荷重: 260.9 kg/m2 (53.4 lb/ft2)
馬力荷重(プロペラ): 0.27 kW/kg (0.16 hp/lb)
揚抗力比: 13.5
武装
固定武装
イスパノ M2(C) 20 mm 機関砲 1門 150ラウンド(弾薬構成:2 HE, 2 AP, 2 曳光弾)
コルト・ブローニング MG53-2 50口径 12.7 mm 機関銃 4門 各500ラウンド
ロケット弾
M10 3連装 112 mm(4.5 in)ロケットランチャー 4基または127 mm(5 in)HVAR(High Velocity Aircraft Rocket)10発
爆弾(非ロケット弾搭載)
2,000 lb(908 kg)爆弾2発または1,000 lb(454 kg)爆弾2発
500 lb(227 kg)爆弾4発または250 lb(114 kg)爆弾4発


 日本では、山本五十六連合艦隊司令長官ブーゲンビル島上空で待ち伏せして暗殺した飛行機としてあまりいいイメージはもたれていません。ドイツでも戦闘爆撃機として地上攻撃にも使用され「双胴の悪魔」と忌み嫌われました。

 逆に見ると連合軍側としてはそれだけ高性能だったということでしょう。もともと双発戦闘機は長距離を侵攻する爆撃機を敵戦闘機から護衛するために各国で開発されましたが、あまり成功した例はありませんでした。

 それは単発の戦闘機の方が軽快で、鈍重な双発機では勝負にならないからでした。ライトニングも当初は日本戦闘機群に格闘戦を挑み「ぺロハチ」と揶揄される始末でしたが、その高速と頑丈な機体を生かした一撃離脱戦法に徹するようになってからは手強い存在になりました。

 欧州戦線ではフォッケウルフFw190D9やTa152Hのような新鋭機、あるいはメッサーシュミットMe262などのジェット戦闘機が登場すると分が悪くなりましたが太平洋戦線では最後まで日本戦闘機の強敵でした。