鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

マクダネルダグラスF-4 ファントムⅡ

イメージ 1

イメージ 2

F-4はマクドネル社が開発し、アメリカ合衆国海軍をはじめ、多くの国の軍隊に採用された艦上戦闘機である。初飛行は1958年。当初の番号は海軍がF4H 、空軍がF-110 で、後の番号改変でF-4となった。ファントム II (Phantom II)の愛称で呼ばれた。

IIとなったのは、太平洋戦争末期にマクドネル社がFH ファントムを開発していることからである。もっとも、先代(FH)は少ない生産数や短い運用期間故の知名度の低さもあり、単にファントムといえば専ら本機(F-4)を指している場合が多い。

                            - フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より -

【仕様】(F-4E)
出典: The Great Book of Fighters[2], Quest for Performance[3], Encyclopedia of USAF Aircraft[1].

【諸元】
乗員: 2名
全長: 19.20 m (63 ft 0 in)
全高: 5.02 m (16 ft 6 in)
翼幅: 11.71 m (38 ft 4.5 in)
翼面積: 49.2 m2 (530.0 ft2)
翼型: NACA エアフォイル 0006.4-64 ルーフ, NACA 0003-64 チップ
空虚重量: 13,757 kg (30,328 lb)
運用時重量: 18,825 kg (41,500 lb)
最大離陸重量: 28,030 kg (61,795 lb)
動力: ゼネラル・エレクトリック J79-GE-17A 軸式コンプレッサー ターボジェットエンジン
ドライ推力: 52.53 kN (11,808 lbf) × 2
アフターバーナー使用時推力: 79.62 kN (17,898 lbf) × 2
最大着陸重量: 16,706 kg(36,831 lb)
零揚抗力係数(Zero-lift drag coefficient): 0.0224
抗力面積: 1.10 m2(11.87 ft2)
アスペクト比: 2.77(翼面)
燃料容量
内部:1,994USガロン(7,549 L)
外部タンク(最大3個):3,335USガロン(12,627 L)
【性能】
最大速度: マッハ 2.23 (2,370 km/h , 1,472 mph) 高度 12,190 m(40,000 ft)時
巡航速度: 585 mph, 940 km/h (506 knots)
戦闘行動半径: 422 mi, 680 km (367 nm)
フェリー飛行時航続距離: 1,615 mi, 2,600 km (1,403 海里) 外部タンク搭載時
実用上昇限度: 62,253 ft (18,975 m)
上昇率: 210 m/s (41,300 ft/min)
推力重量比: 0.86
揚抗比: 8.58
離陸滑走距離:1,370 m(4,490 ft), 24,410 kg(53,814 lb)時
着陸滑走距離:1,120 m(3,680 ft), 16,706 kg(36,831 lb)時
兵装類機外最大搭載量:7,258 kg
武装
固定兵装:M61A1 バルカン 20mm ガトリング砲 ×1(弾数639発)
搭載兵装
胴体下ステーション:AIM-7 スパロー ×4
主翼パイロン(空対空ミサイル用ステーション):AIM-9 サイドワインダー ×4
胴体中心線下/主翼パイロン(主翼下は空対空ミサイル用ステーション以外):核爆弾、無誘導爆弾、クラスター爆弾、テレビ/レーザー誘導爆弾、空対地ミサイル、空対艦ミサイル、対滑走路兵器、ロケット弾ポッド、ターゲッティングポッド、偵察ポッド、2271L増槽、1400L増槽等


 ようやく皆さんが知ってるジェット機にたどりつきました(笑)。ところでなんで兇というと、二次大戦末期に登場したジェット艦上戦闘機のファントムがあったからですねえ。でも亡霊のように消えていきました(爆)。

 アメリカ初の全天候型艦上戦闘機として開発され、大型の翼と出力の高いエンジンの装備で搭載量を高めたのが特徴です。総生産機数5000機以上。西側各国で採用され、戦闘機のベストセラーになりました。もちろん日本の航空自衛隊でも採用され現在でも老骨に鞭打って頑張っています。

 当初艦載機として開発されましたが、当時のマクナワラ国防長官の空海両軍での戦闘機の共用化によるコスト削減という方針で空軍でも採用されました。この人F-111でもやってくれているんですが、このときはファントム兇陵ソ╂もあって成功します。

 なんといっても最大の特徴は無給油で4,260kmを飛行できるその航続距離でしょう。ベトナム戦争でも機動力こそMiGの劣るものの、アメリカ製の信頼性の高いアビオニクスで有利に戦います。

 第四次中東戦争でもファントム兇鮗?里靴織ぅ好薀┘覿?海蓮中東諸国のソ連製MiG21等に対し、キル・レシオ(撃墜・被撃墜の率)25:1という圧倒的勝利を収めました。

 本国アメリカでこそ退役しましたが、近代化改修をされまだまだ現役です。日本でもF-X(次期戦闘機計画)が長引けば、しばらくは使い続けられるでしょう。