鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

アブロ ランカスター重爆撃機(英)

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 第2次大戦でイギリスを救った三大傑作機のひとつ。他は有名なスピットファイア戦闘機、あと一つは何だろな?ホーカータイフーンかな?ボカッ(←英国航空機ファンによる鉄拳制裁の音)
 
 痛てて…、知ってますよ。モスキートでしょ?言ってみたかっただけですよ。ホーカーファンのささやかな抵抗なんだから。
 
 
 まあ冗談はさておき、爆弾搭載量が最大10tもあったそうです。ちなみにアメリカのB-17で4.9t、B‐24で5.8t、B‐29で9tだからなかなかのものですね。
 
 ただしその分航続力が低くて2675Kmしかありません。これはB-17(5800km)の半分もないものでした。仮想敵国のドイツに対してはこれで十分だったのかもしれませんが…。
 
 
 その大きな爆弾搭載力を生かしてドイツ国内のダムを破壊したりしました。ダムバスターなる専用の反跳爆弾や5.5tのトールボーイ、9.9tのグランドスラムなど巨大爆弾を搭載し、ドイツ本土を爆撃しました。
 
 こんな物騒なものが降ってくるんですからドイツ国民にとってはたまったもんじゃないです。さらにダム破壊で洪水になるとなると…。
 
 
 連合軍では、防御力の低い爆撃機しかない(しかも護衛戦闘機は足が短い!)英空軍は主に夜間爆撃を担当したそうです。昼間爆撃は強力な長距離護衛戦闘機をもつ米空軍(当時は陸軍航空隊)担当でした。
 
 
 液冷のロールスロイスマーリンエンジンを4基搭載した姿は、まともな液冷エンジンを開発できなかった日本から見れば羨ましくもあります(苦笑)。運用国はイギリス本国のほかに、例のごとく英連邦諸国でも使われました。さらにソ連も不時着した同機を勝手に?拝借して白海艦隊で使用していたそうです(爆)。
 
 イギリスが抗議しても「えっ?レンドリースの一環かなと思って。いや斬新な援助の仕方ですな」なんてとぼけられたりして(核爆)。
 
 
【諸元】
  • 乗員: 7名(パイロット・航法士・機関士・爆撃手・無線士兼機首銃手・背部銃手・尾部銃手
  • 全長: 21.18m(69 ft 5 in)
  • 全幅: 31.09m(102 ft)
  • 全高: 5.97m(19 ft 7 in)
  • 翼面積: 120m²(1,300 ft²)
  • 空虚重量: 16,783kg(37,000 lb)
  • 全備重量: 28,576kg(63,000 lb)
  • エンジン: ロールス・ロイス マーリン XX V型12気筒レシプロエンジン 1,280hp(954 kW)4基
【性能】
  • 最高速度: 450km/h(高度 5,600m時)
  • 航続距離: 4,300km(最小爆弾搭載時)
  • 上昇限度: 8,160m
  • 翼幅荷重: 240kg/m²(48 lb/ft²)
  • 出力重量比: 130kW/kg(0.081 hp/lb)
武装
  • 装備: 7.7mmブローニング機関銃 8門 (機首・連装1基、背部・連装1基、尾部・4連装1基)
  • 爆弾
    • 最大搭載量: 10,000kg
    • 標準搭載量: 6,400kg