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松型駆逐艦(丁型駆逐艦)

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松型駆逐艦(まつがたくちくかん)(書類上の分類は丁型駆逐艦)とは、太平洋戦争中大日本帝国海軍昭和19年より建造した戦時量産型駆逐艦である。神風型駆逐艦(初代)と並ぶ日本海軍最多の建造数(32隻)と最短の建造日数(約5ヶ月)を記録。そして最後に量産化された駆逐艦でもある。

なお、橘以降の艦は、橘型/改松型/改丁型として区別されるが、派生型として本稿にて取り扱う。

               - フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より -

性能諸元 (松型/橘型)
排水量 基準:1,262/1,350t
公試:1,530/1,580t
全長 100.00m
全幅 9.35m
吃水 3.30/3.40m(平均)
主缶 ロ号艦本式缶2基
主機 艦本式タービン2基2軸 19,000hp
速力 27.8kt
航続距離 18ktで3,500浬
燃料 重油370t
乗員 211名
兵装
椿新造時:
(1944年) 40口径12.7冢∩?盂冕 1基
40口径12.7冀荏?盂冕 1基
25mm機銃 供4、機12
61cm4連装魚雷発射管 1基4門
(予備魚雷なし)
二式爆雷×36


 太平洋戦争が激化してくると、海軍駆逐艦の消耗ははげしくなりました。海軍はそこそこの性能で量産がきき建造も短期間でできる駆逐艦の必要性を痛感します。そこで登場したのが「松」型です。徹底的に簡略化された構造で、最短5ヶ月で建造できました。

 しかも主砲は両用砲(対艦・対空両方に使える)でしたし、魚雷発射管も爆雷投下装置も装備して、駆逐艦としてはなかなか優秀でした。(例えば特型は強力な砲力を誇るが対空射撃ができない)
 日本海軍の駆逐艦では最多の32隻建造され終戦時にも18隻が健在でした。泥縄式が多い日本では成功した希なケースです。

 ただアメリカでもこれと同じ発想で、正規空母エセックス」級を量産(24隻)するんですから恐れ入ります。