鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

皆さんの夢を壊す話ですが・・・クレオパトラは絶世の美女ではなかった??

イメージ 1

[ロンドン 14日 ロイター] 絶世の美女と形容されることの多い古代エジプトの女王クレオパトラだが、2000年前の古代ローマ銀貨に描かれた顔はその評価を覆すものになりそうだ。14日付の英タイムズ紙が報じた。
 それによると、ニューカッスル大学が発見した銀貨に描かれていたクレオパトラの顔は、とがったあごに薄い唇で、鼻も鋭角。硬貨の裏面に描かれているのはクレオパトラと恋仲にあったとされるローマの軍人マーク・アントニーマルクス・アントニウス)だが、その顔も、どんぐり眼にかぎ鼻、薄い唇とそれほど魅力的とはいえない容姿になっている。
 同大学の考古学博物館のアシスタントディレクター、クレア・ピッカースギル氏は「クレオパトラの一般的なイメージはローマの政治家や軍人を魅了した美しい女王というものです。クレオパトラとマーク・アントニーの関係はこれまで長い間、作家やアーティスト、映画製作者によってロマンチックに美化されてきたのです」と語った。

                - Yahoo!ニュースより転載 -

 現実はそんなものです。私もむかしクレオパトラの石像か硬貨に描かれた肖像を見た記憶があるのですが、たしかに鉤鼻でアゴがとがっていました。
 クレオパトラカエサルアントニウスを魅了したのは、その容姿ではなく数ヶ国語を話し理知的な会話を操る才能にあったのでは。カエサルほどの権力者なら外面だけの美女など見飽きていたはずです。

 世界三大美女といわれる楊貴妃も、現代の基準でいったらぽっちゃりしすぎですし、小野小町に到っては世界に認知されていません。日本だけで言う世界三大美女のひとりです。
 おそらく実在したとしても、しもぶくれのおちょぼ口平安京美人だったはずで、現代から見ると???です。

 ただ、現代に通じる美女もいまして砂漠の女王ゼノビアなどは、胸像を見る限りたしかに美人です。あとオスマントルコのスレイマン大帝の寵姫だったヒュッレムスルタンなどは、冷たい感じはしますが絶世の美女だとおもいます。ハプスブルグ家の女帝マリア・テレジアの14歳のときの肖像画も高貴な美女です。ただし20歳を越えたらそうでもないんですが…。

 時代を過ぎると美女の基準からはずれる人もいれば、現代に到るまで普遍的に美女であり続けるひともいて、面白いですね。