鳳山雑記帳はてなブログ

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馬毛島は日本のスカパフローになるか?

 スカパフロー、戦記ファンならご存じイギリスのブリテン島北東オークニー諸島にある入り江で本国艦隊(現在は西方艦隊と改称)の一大根拠地です。仮想敵ドイツ海軍がバルト海から北海に出てくる際それを抑える位置にありますし、同じように大西洋に面したドイツ大海艦隊の根拠地ウィルヘルムスハーフェンに対しても掣肘できる位置にあります。さすがに第二次大戦後その重要性は薄れイギリス海軍ブリテン島のデヴォンポート海軍基地(プリマス西方に位置)、ポーツマス海軍基地などが重視されていますが。

 一方、日本の馬毛島。鹿児島県種子島の西方12㎞の東シナ海にある無人島で面積は8.2平方キロです。最高地点でも71.7mしかなく平坦でなだらかな島です。この島が一気に注目されるようになったのは、極東情勢の緊迫化に伴い2010年防衛省が基地化計画を表明したからです。

 長さ2450m、幅61mの主滑走路、横風用の長さ1830m、幅46mの副滑走路を中心に格納庫、貯蔵関連施設などの航空自衛隊設備だけでなく、いずも型などの大型艦が着岸できる仮設桟橋なども建設されます。施設管理・運用要員として自衛官200名ほどが常駐する予定です。人員がいるため当然防衛用の対空、対艦ミサイルが配備されるはずで敵の攻撃に備えて格納庫も掩体壕化されると思います。まさに一大要塞化し、尖閣有事、台湾有事、朝鮮半島有事に備えることができます。

 将来日本にとって、かつてのイギリス海軍スカパフローに匹敵する重要拠点になると思います。F-35Bの発着艦訓練もここで行われる予定で、シナが発狂しかねない施設になりそうです。なぜか韓国も発狂しそうですがね。日米共同訓練も馬毛島中心に行われるそうで、日本の国防のために頑張ってほしいですね。