鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

今後石炭の重要性はますます大きくなるでしょうね

インドネシア】石炭輸出を全面禁止、韓国の需給ひっ迫

 韓国で尿素水に続き石炭も危機に陥っているそうです。韓国も日本同様石炭火力発電に頼り切っており石炭輸入量全体の20%を占めるインドネシアが発電用一般炭の輸出を今月末まで禁止すると発表したので備蓄が乏しい韓国で冬季の電力需要に懸念が出ているそうです。韓国はオーストラリアからの石炭輸入が全体の49%ありますからこちらを増やせばそれほど大きな問題にはならないと思います。

 日本の場合はオーストラリアからの石炭輸入が6割、インドネシアからは2割、ロシア、カナダから1割ずつだそうです。日本もオーストラリアとカナダからの輸入を増やせばよいだけですし、いざとなったら国内の炭鉱を再稼働させれば済みます。採算が合わなくなったから閉山しただけで石炭はまだまだ存在していますからね。それに韓国と違い日本はオーストラリアとは友好国ですしね♪

 それはともかく、今後石炭の重要性はますます大きくなるでしょう。電気自動車は破綻確実なので水素エンジン車が主流になると思ってます。水素は石炭から作られますし、火力発電もなるだけ二酸化炭素を排出しない新技術で生き残るはず。一番笑えるのはEUで、あれだけクリーンエネルギーを提唱していたのに電力事情がひっ迫すると原子力天然ガスもクリーンエネルギーに加えると言い出す始末。ドイツは最後まで反対したそうですが、だったらフランスの原発で作られた電気を一切輸入するなと言いたい。

 私は全く無知だったのでインドネシアがそれほどの石炭産出国だとは知りませんでした。調べてみるとボルネオ島東部が主な産出地だそうですね。ボルネオ島と言えば東部のパンジェルマシンとかバリクパパンは油田がありますよね。これはSLGの太平洋の嵐とか太平洋戦記で知りました(笑)。ボルネオ島は西部のブルネイでも石油が採れますから資源の宝庫です。

 石油しか採れない中東の産油国は将来厳しいかもしれませんが、インドネシアは石油と石炭がありますから21世紀も安泰かもしれません。ただ政情が安定しないのでどうなるかは疑問ですが…。日本政府も将来のエネルギー安全保障を見据えて資源確保、原子力発電の維持拡大、火力発電のクリーン化など本腰入れて取り組んで欲しいですね。韓国の場合は…頑張ってください(笑)。