鳳山雑記帳はてなブログ

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他人の不幸は蜜の味とは言いますが…何とも言えないね

【マネー】FX投資家阿鼻叫喚、英EU離脱による急激な円高でロスカットの嵐



 ミセスワタナベというのは、個人の小口外国為替証拠金取引(FX)投資家を意味する俗称なんだそうです。語源は日本人の主婦を中心とした女性やサラリーマン投資家。欧米の報道機関により名付けられました。イギリスのEU離脱国民投票報道の前後、経済ニュースでミセスワタナベがEU残留に賭けポンドを大量買いしたという話題が踊っていました。

 そしてEU離脱決定後、日本各地で電車が止まったとか。はっきりとした因果関係は分かりませんが、全くの無関係という訳でもありません。ロスカットでぎりぎり生き残った人は幸いですが、追証金が払えなくて破滅した人も多い事でしょう。

 私はFXに関して全く無知なので、最初「ミセスワタナベってだれ?」とか「そんな個人の話がニュースになるの?」とか疑問に思っていたんですが、ネットで検索してようやく理解しました。大損した死者に鞭打つような感じで非常に恐縮なんですが、FXをやるような皆さんって本気でイギリスがEUに残るって思ってましたか?私は五分五分、イギリス国民の移民や難民に対する怒り・不満を考えると経済的な理性よりも感情が勝つだろうと予測していました。

 ですから私がもしFXをやっていたとしたら(絶対にやりませんけど…)こんな危ない丁半博打はしません。一攫千金を狙う人なら、勝負に行く心理状態なのかもしれませんが、私はちょっと理解できません。

 私はギャンブルの競馬が大好きでGⅠレースはほぼ皆勤賞ですが、借金してまで馬券を買おうとは思いませんよ。それをやるのは馬鹿。あくまでお小遣いの範囲。負けても財布を直撃しない金額しか賭けません。その上で元金をちょっとでも上回ったら嬉しいという小市民です(苦笑)。

 FXと競馬を一緒にするなと激怒されそうですが、競馬ファンの中にも会社の金を使い込んだりサラ金から借金して馬券を買っている愚か者たちがいるんです。そしてそういう連中がいるからこそ競馬のイメージが失墜します。

 FXも懐の痛まない範囲で遊ぶべきで、人生を賭けての丁半博打は破滅しかありません。以前書いたと思いますが、江戸時代相場の神様と崇められた人のうち、天寿を全うした人はそんなにいないそうですよ。最後に破産して発狂した人、一家心中した人などを知って暗澹たる気持ちになったものです。

 おそらく現在でも状況は変わらないのでしょう。個人投資家といっても資産家で遊びの範囲でやる人は問題ないと思いますが、もともと一般庶民で一時期(ビギナーズラックで)儲けたために株やFXにのめり込んだ人の末路は悲惨なものになりがち。

 人間は地道に生きるのが一番。足るを知る生活こそ賢者の生き方だと考えます。欲望には限りがありませんからね。それに一般人が急に金持ちになったってろくな人生は送れませんよ。宝くじ高額当選者の内半数はその後の人生破滅しているそうですから。

 イギリスEU離脱のニュースを聞いて、当然出てくるだろうなと思った話題でした。