【国際】南極で古代の巨大都市遺跡を発見か
考古学者で冒険家のジョナサン・グレイ氏、この時点で嘘っぽさ100％。2002年にカリフォルニアのテレビが南極巨大都市遺跡の証拠をつかんで撮影したのに、その後行方不明？何でそれをあんたが知ってるの？2002年の時点でテレビ局のスタッフが行方不明っていうだけで大事件でしょ？南極云々は関係なく。南極に取材に行くって2～3人では無理だよね。少なくとも10人近くは居たはずでしょ。事件を知った時点でさっさと警察に通報せんかい！
まあ突っ込みどころ満載でとても信用できないんだけど、一応現実的可能性を考えてみましょうかね♪南極に古代遺跡があったとすれば、当時そこは分厚い氷が覆っていなかったって事でしょ？考えられるとすればポールシフトが起こる前で当時南極でありながら人の住める環境だったって事。
実はポールシフトあるいは極ジャンプって天文学的にはあり得ない事ではないんですよね。南極と北極が瞬時に入れ換わるという事ではなく自転軸の傾きが変わる事は他の惑星でも確認されています。金星などは自転軸が倒立していますからね。
地球でも分かっているだけで、かつての北極の一つはシベリアにあったとも言われています。素人なんで詳しい事は分かりませんが、化石の調査で明らかになったとか。現在の地磁気とは逆向きに磁化された岩石が1906年に見つかったとか何とか…。確か高校の地学の教科書にも載ってた記憶があります。授業では先生含め誰ひとり話題にしませんでしたが、当時重度のオカルトおたく（恥ずかしい過去！）だった私だけ秘かに過剰反応しました（笑）。
45億年の地球の歴史上ポールシフト（というか地磁気逆転）は何回か起こっているそうですよ。では人類が文明を築ける年代にポールシフトが起こった可能性があるかですが、残念ながらもっとも直近のポールシフトでも数十万年前くらいで、しかも異説が多くはっきりしないそうです。地磁気の逆転は過去360万年で11回起こったそうですが直近で78万年前。どう足掻いても人類が文明を築く事は無理ですね。宇宙人が介入したとかなら別ですが…。
オカルトの分野では、ポールシフトが1万2千年前に起こりアトランティス文明が滅んだ、そしてそのアトランティス大陸とは南極大陸に他ならないと主張されてますね。夢があって結構なんですが、科学的にそれを実証する事は永久機関を発明する事より難しそうです（苦笑）。飛鳥昭雄氏の著作のようにエンターテイメントとして楽しみ、真剣に考えないという態度で良いでしょう。暇つぶしにはなるしね♪
追伸：
このネタを出してきた奴、一工夫が足らんよね。飛鳥昭雄氏のように地球空洞説を信じさせるために地球と次元を異なり同時同位置に存在する天体アウザルを出してくるような力技が欲しい。飛鳥氏はプラズマ理論を駆使したりして芸が細かいよ。さすがに地球の内部が空洞になっているという説は、科学的に否定されてますからね。ただし私は科学万能とは決して思っていないので、そこにロマンが生じる余地はありますが（笑）。
ネタの突っ込み不足なので不思議書庫入りは却下、日常書庫行きとなりました。
