鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

UMAの謎と全地球水没

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 恐竜が爬虫類ではないと言ったら、皆さんは信じますか?恐竜の化石の骨を見ると、爬虫類にはないハバース管というカルシウムの通り穴があるそうです。
 これは哺乳類にはあるものです。恐竜は哺乳類に近い存在だったということです。

 メキシコ、アカンバロ遺跡で発掘された恐竜の土偶をご存知でしょうか?紀元前2500年ころの遺跡に、なぜ恐竜がえがかれているのでししょうか?古代人たちはどこから、そんな知識を得たのでしょうか?

 三葉虫を踏み潰したサンダルの跡としか見えない足跡の化石があるのをご存知ですか?また恐竜と人の足跡が混在した足跡の化石がアメリカ・テキサス州で発見されています。

 いったい、これらの事実は何を表しているのでしょう?飛鳥昭雄は、読者を不思議な世界に誘います。冒頭で有名なネス湖の怪獣ネッシーがすでにイギリス政府に捕獲されているという衝撃の事実から、物語は始まります。
 ネッシーの正体は、プレシオサウルスではなく、巨大な無脊椎動物タリモンストラム・グレガリウムだったとは!

 UMA(ユーマ)とは未確認動物のこと。いまも目撃されるUMAは古生代からの生き残りではないかと飛鳥昭雄は喝破します。地質年代の測定自体がおかしいのではないかと飛鳥昭雄は主張します。
 人類は、恐竜と共存していた時期がある、それも古生代ではなくごく最近。地質年代測定法を誤らせたもの、それが『ノアの大洪水』だったとしたら…。

 洪水伝説はけっして局地的なものではなかった!全地球を覆う災厄だった!!!
 ノアの大洪水の以前と以後で大きく変わったことがあります。それは重力です。古生代中生代の生き物(恐竜も含む)のなかには全長30メートルを越える巨大なものもいました。しかし、現代ではそうした巨大生物は地上にはいません。
 これはどういうことでしょう?重力が増大するということは、地球そのものが膨張したとしか考えられません。超大陸パンゲアが、分裂して現在の大陸になるのは、地球の膨張によってではないでしょうか?
 
 その疑問に対する答えを飛鳥昭雄は用意していました。月です。もともと月は氷天体でした。ヴェリコフスキーの「衝突する宇宙」などで紹介される太陽系の大激変、それによって引き起こされた月の異常接近。ロッシュの限界を超え亀裂のはしった月表面を破って内部にあった灼熱の水。それは宇宙空間で絶対零度に冷やされ地球に降り注ぐ莫大な水となりました。
 月が常に一面を地球に向けているのは、この内部の水の噴出によって内核が表面に溶け出し重力バランスがくずれているから。レアメタルの月の海の正体こそかっての内核だそうです。内部を空にした月は、接近を止めふたたび遠ざかります。しかし、地球は未曾有の大洪水に見舞われました。これが聖書のいう『ノアの大洪水』でした。

 これによって、恐竜は絶滅し、かろうじて生き残った我々人類をはじめとする現存生物の時代となったのです。その時期も、何億年前ではなく、せいぜい1万年前、だとしたらアカンバロの恐竜土偶も説明がつきます。謎が謎を呼ぶ展開、私鳳山は夢中になって読みふけりました。この本、面白いですよ!
 古本屋で見つけたら、迷わず買ってください!!!