冒頭のトルコ軍とアメリカ軍共同による、アララト山に眠るという伝説のノアの箱舟とも言われる謎の箱舟地形の極秘調査から物語は始まります。
これだけで興奮の坩堝なんですが、なんと箱舟は1隻だけではなかった!!!南米やアラスカ、東南アジア各地で発見される太古の巨大船遺跡。
やはりノアの大洪水は事実だったのか!!!
飛鳥昭雄はムー大陸、アトランティス大陸、そしてレムリア大陸までが一つの真実が語り伝えられたものだと喝破します。すなわち超大陸『パンゲア』こそ太古に栄えた超古代文明だった!!!!
プレートテクトニクス理論、そしてプリュームテクトニクス理論から発展して地球膨張論が展開される!
ちょっと落ち着きましょう(笑)。大西洋のプレートを調べると年々拡大しているそうです。そして太平洋のプレートも。飛鳥昭雄はパンゲアの地形に注目します。コの字型の間にあるテーチス海はもともとなかったのではないか?
しかし、そうすると地球の表面積に歪みが生ずるのです。太古の地球は今よりも小さかったのではないか?この仮説は恐竜など古代生物が巨大になった理由も説明できます。
古代、地球は天蓋に覆われていたと聖書に書かれています。飛鳥昭雄はそれを分厚い雲と推理します。それによって紫外線はシャットアウトされ、大気中の酸素濃度も高いものでした。気候は温暖。しかも地球自体が小さいため自転速度が速く、重力が今より小さかった可能性がある。
なるほど、そうすれば生物の巨大化は説明できます。
それがあるとき、宇宙から飛来した天体の異常接近により天変地異をもたらした。その天体は氷惑星で内部に大量の灼熱化した水を持っていた。ロッシュの限界を超え亀裂を生じた天体から地球に降り注ぐ莫大な水、これこそノアの大洪水の真相だった!!!!
天体は内部の水を放出し、軽くなったため次第に離れ地球の衛星になります。そう月です。一方地球は大洪水により未曾有の天変地異にみまわれ地殻の大変動を起こします。
大陸移動は、長時間ではなくこの異変によって一瞬に引き起こされた!!
凄い話でしょ。しかも飛鳥昭雄はガイア理論から、いつの日か地球は再び収縮を始めると警告します。恐るべき飛鳥理論、信じる信じないは皆さんにお任せしますが、読み始めたら興奮すること間違いなし!です。