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『ペルー公邸人質事件』 もう10年も経ったんですねえ

ペルー公邸人質事件10年 フジモリ氏・MRTA…厳しい運命の変遷
12月16日8時0分配信 産経新聞

 【ロサンゼルス=松尾理也】1996年にペルーで起きた日本大使公邸人質事件は、17日で発生から10年を迎える。公邸を占拠した左翼ゲリラ「トゥパク・アマル革命運動(MRTA)」はその後、壊滅状態に追い込まれたが、一方で解決に向けて指揮を執った当時のフジモリ大統領も日本で事実上の亡命生活を送り、現在はチリに滞在中だ。当時の主役たちはいずれも厳しい運命の変遷にさらされている。
 今月5日、ペルーの首都リマにある日本大使公邸では、天皇誕生日の祝賀会が開かれ、元人質や、ゲリラとペルー政府との仲介にあたったシプリアニ枢機卿らが顔を見せた。
 出席者らはその場で旧交を温め合ったが、そのほかには日本大使館側、ペルー政府側とも、事件発生10周年に関するイベントの予定はない。5日のパーティーについても、大使館側は「あくまで天皇誕生日の祝賀会で、結果的に関係者が出席しただけ」と強調する。事件はすっかり風化した印象がある。ペルーのメディアでも今のところ、事件を回顧する大きな動きはない。
 強行突入による解決を決断したフジモリ元大統領は2000年9月、日本へ事実上亡命。2005年にはチリ経由でペルーへの帰国を試み、大統領選への出馬を図ったが、チリ政府に拘束され、現在もチリの首都サンティアゴで暮らす。
 現大統領は、フジモリ氏の前任者で、フジモリ政権下で国外に亡命していたアラン・ガルシア氏。ガルシア氏はフジモリ氏の失脚でペルーに帰国し、今年6月に大統領に返り咲いた。
 犯行グループのMRTAは壊滅状態に追い込まれ、その後目立った武装闘争は起こしていない。在リマの外交筋は「貧困問題や社会格差による不満といったペルー社会の問題は解決されていないが、旧来のイデオロギーを変えない左翼ゲリラの存在感は確実に薄くなりつつある」と指摘する。
 MRTAは10年前も、壊滅状態といわれながら事件を起こした。外交筋は「社会への不満はむしろ強まっており、10年前と同様の暴力的な事件がいつ起きてもおかしくない」と話している。

                           - Yahoo!ニュースより転載 -

 もう10年も経ったんですねえ。つい昨日のことのように覚えています。日本政府の対応のお粗末さばかりが露呈しました。
 当時の首相は誰でしたかね?すっかり忘れてしまいましたが外相だけは鮮明に覚えています。池田外相でしたね。
 確か現地ペルーに赴き、「おっ、日本政府もやるなあ。重要な問題だから外相が現地で陣頭指揮して問題解決にあたるんだな!」と私も期待したものです。
 ところが、2~3日で帰国???「えっ、結局お茶を濁しただけなの???」何のために行ったのか不明でした。行かないと内外の批判を浴びるのでポーズだけ示しただけ、無能の極みのような人物でした。記憶が間違っていたらゴメンナサイ。そのまえに首相が誰か覚えていないということは、何もしなかった人だったんでしょう。この人も無能でした。

 もし、これがイスラエルだったら特殊部隊を投入して多少の犠牲は払っても、犯人全員を射殺して人質を解放したでしょうに、日本政府は結局何もしませんでした。日本人多数が人質になっているにもかかわらずですよ!しかも日本大使公邸は日本の領土なんじゃないんですか?

 アメリカがデルタフォースの協力を申し出たそうですが、日本政府は断ったみたいですし。この馬鹿日本政府に対して、ペルーのフジモリ大統領の決断は見事でした。周到な準備の末、軍特殊部隊を投入して人質救出作戦を決行。犠牲はあったものの犯人全員を銃撃戦のすえ射殺、人質全員を解放しました。

 この決断力、現在いろいろ批判を浴びているフジモリ氏ですが、リーダーとしての格は無能な日本のリーダーより遥かに上です。

 今、同じような事件が起こったらどうするのでしょうか?ハイジャック犯の要求を呑んで追い銭までする国ですから心配です。リーダーに必要な資質は決断力。日本の政治家にもっともない資質です。いまの安倍総理はやってくれる気もしますが…。非常に心配しています。日本政府は本気で私達を守ってくれるのか。