【国際】豪潜水艦入札、日本側は協力に向けた協議拒否と豪企業が批判
もちろん、オーストラリアとは日米豪の三角同盟として対支那で共同戦線を張っていかなくてはなりません。ですからでき得る限りの軍事協力はすべき。ただし、潜水艦というのは最高の軍事機密の一つ。いくら同盟国になるといってもすべてを教えて良いはわけではない。アメリカだってF-22ラプターの優位を保つために輸出許可を出さないでしょ。F-35もアメリカ国内用と輸出用はソフトウェアが違いますよ。当然ダウングレードになる。噂ではイギリスがほぼアメリカ並み、イスラエルがそれより一段落ち、他国はもっと下だとか。加えて信用出来ない国には輸出許可さえ難しいが、もし輸出するとしても輸出スタンダード版よりさらに下の最低ランクになるとか。韓国哀れwww日本の潜水艦もそれと一緒。ですから、オーストラリアが日本の潜水艦技術を欲しいと言ってもすべてを与えるわけにはいかない。
ぎりぎり許される線として、重要部分はブラックボックスとして日本で製造。船体建造も日本で建造するのが望ましい。それもそうりゅう型ではなくそのひとつ前のおやしお型。おそらくおやしお型でも支那の潜水艦には圧勝すると思いますよ。おやしお型をベースにオーストラリアの要求を入れて新しい潜水艦を設計するというのが現実的な日本の条件になると思います。
しかしオーストラリア側はそれでは不満なんでしょ。ドイツやフランスは技術をすべて開示しオーストラリアで建造するって条件。という事は残念ながら日本の潜水艦は諦めてもらうしかない。日本側が無理してオーストラリアの要求に合わせるわけにはいけません。国益があるんですからね。日本の場合条件が合えば話し合いましょというスタンスみたいですが、私はこれで良いと思います。
私は、日本政府や企業が変な頑張りを見せて採算度外視でオーストラリアに次期潜水艦を売り込みはしないかと心配していたんですが、現状なら満足です。日本政府が良識あるのか三菱重工などの防衛産業が良識あるのかは知りませんがね。おそらく日本政府なんでしょう。そう信じたいです。
ドイツは大型潜水艦を作った経験がない、フランスは主力が原潜に移行してるから通常動力型潜水艦の技術を維持しているか非常に不安。オーストラリアがコリンズ級のような失敗を繰り返さないためには真摯な態度で日本と話し合うしかないんですが、競争入札にしたらこうなるのは明らか。日本もただで潜水艦技術を教えるわけにはいかんからね。
どちらにしろ決めるのはオーストラリアですから日本はお役御免になりそうですが、どう転ぶか分からないのでちょっと心配です。日本は最高の軍事機密である潜水艦技術を守ってください。願うのはそれだけです！
