【経済】安倍首相「残念ながらいい数字でない」…GDP速報値に
７～９月期のGDP(国内総生産）速報値が年率換算でマイナス1.6％、衝撃でした。2％を切ったら絶望的といわれていたのにそれすらも上回るまさかのマイナス値。この状況で消費税10％増税などと主張するのは基地害です。あるいは国民生活を破壊しようとする売国奴以外の何者でもありません。
安倍政権が推し進めてきたアベノミクスは最初は順調に成長していました。ここまで落ち込んだのは明らかに消費増税8％が原因です。馬鹿でも分かります。ですからアベノミクスがマイナスの原因の言うのは完全なミスリード。私はアベノミクスのすべてが正しいなどというつもりはありません。金融緩和と財政出動（中途半端ではあるが…）は景気を押し上げデフレ脱却に効果があったと思います。
ただしTPPや国家戦略特区などの新自由主義政策は完全な間違い。むしろデフレ政策です。消費税増税も明らかなデフレ促進策。それも破壊力抜群の…。私は安倍さんは経済政策を完全に理解してアベノミクスを打ち出したのだと思っていました。ところが矛盾する政策を打ち出してきたのを見てこの人本当は全く理解してないんだなと思いました。
おそらく複数のブレーンから上がってきた案を総合的に検討する事もなくいっしょくたに打ち出しただけなのでしょう。そうでなければ矛盾だらけの経済政策の意味が理解できません。最近は竹中ら新自由主義者の意見が通って藤井聡内閣参与らのまともな意見が黙殺されていたのでしょう。その結果がこれです。
安倍さんは、新自由主義者と何が何でも増税したい財務省の正体にやっと気付いたと信じたい。財務省の意向を受けた御用学者は消費増税で景気が回復するなどという大嘘を平気で垂れ流していたんですよ。しかも増税しなければ国際的信用を失い国債が暴落すると云うのもまったくのでたらめです。むしろアメリカからも「今消費増税したらデフレに逆戻りする。増税は延期した方が良いのではないか？」と言われていますよね。
外圧を利用して増税しようとしていた財務省の卑劣さには怒りを感じますが、むしろ外圧は消費増税に待ったをかけてきています。これが常識。我々国民は、財務省の増税原理主義が国民生活をここまで苦しめていると云う正しい認識を持つべきです。
安倍さんが強大な財務省に逆らって増税を凍結し解散総選挙に打って出る事が出来れば評価します。ですが財務省とその意向を受けた自民党の売国議員どもは増税は延期しても景気条項は撤廃すべきなどという悪辣な工作を仕掛けてきています。
一番理想的なのは、消費税を元の5％に戻す事。これは現実的ではありませんから次善の策として8％固定で10％増税はなし。これができたら安倍さんは歴史に残る大宰相になるでしょうね。
まあ現実的には、増税延期で10％に上げる時にも景気条項を付けるという落とし所なら良しとしましょう。最悪なのは増税時期を明記し景気条項撤廃で時期が来たら自動的に10％増税。おそらくこの方向になりそうです。財務省とその工作員も必死に工作してくるでしょう。安倍さんが、これらの圧力を跳ね返せるかどうか？我々国民も厳しく監視しなければなりません。
さらに最悪のケースは、このまま消費増税10％強行で緊急経済対策もなし。絶対こんな事にならないように安倍さん、頼みますよ。我々の生活がかかっているんですから！
