鳳山雑記帳はてなブログ

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余談 フォークランド紛争の第317任務部隊と日本の護衛艦隊

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4回にわたってフォークランド紛争の歴史(世界史書庫)を見てきたわけですが、イギリスがフォークランド海域に送り込んだ機動部隊(第317任務部隊)がどれくらいの規模だったか日本の海上自衛隊と比べてみようとふと思いました。

 第317任務部隊は軽空母×2隻、駆逐艦×8隻、フリゲート×15隻、攻撃型潜水艦×4隻を主力とする艦隊です。日本でこれクラスの艦隊を編成する場合4個ある護衛隊群のうち3個を抽出して編成しなければならないと考えました。

 1個護衛隊群はDDH(ヘリコプター搭載護衛艦)×1隻、DDG(ミサイル護衛艦)×2隻、DD(汎用護衛艦)×5隻の合計8隻からなります。佐世保の第2護衛隊群以外の3個(横須賀の第1、呉の第4、舞鶴の第3)を合わせるとイギリス機動部隊に近い規模になりますよね(笑)。

 これでDDH×3隻、DDG×6隻、DD×15隻、ほら近くなったでしょ?DDGは現在の配備だと「はたかぜ型」2隻、「こんごう型」2隻、「あたご型」2隻になるので駆逐艦と見てよいでしょう。DDは「あさぎり型」は満載排水量4900トンなのでフリゲートと見てよいですが、「むらさめ型」以降は満載排水量が6100トンを超えるのでほぼ駆逐艦ですね。

 DDHにヘリしか載せられないのが玉に傷ですが「いずも型」が就役してF-35Bが搭載されればノープロブレムです(爆)。ま、無理でしょうが(苦笑)。攻撃型原潜がないのが痛いですが呉の第1潜水隊群に参加してもらいましょう!「そうりゅう型」×4隻、「おやしお型」×5隻、敵がへなちょこ海軍なら勝てますよ!(笑)

 陸兵が困るね。西部方面普通科連隊の660名だけじゃ全然足りません。習志野の第1空挺団(1350名)を加えても少ないか?こりゃどちらにしろ上陸要員として第8師団(熊本市建軍)の大半は出動してもらわないといけないね。福岡県春日市の第4師団は対馬の離島防衛もあるから動かせないし…。

 運ぶ揚陸艦はあるかって?知らん(爆)。「おおすみ型」3隻では普通科3個中隊しか運べないしな。本土からのヘリボーン、エアボーンも使うとしても初動兵力は1000名も集められないかも?そこがイギリス軍に劣ってる部分ですね。そう考えるとアメリカって凄いですね。師団規模の海兵遠征軍を世界中どこにでも送り込めるんですから!

 ということで対馬でも尖閣でもどこでも来い!ただし北方領土は駄目よ。あそこを本気で取り返すにはもっと大兵力が必要ですね。師団規模の守備隊がいますから。空軍も怖いし。


 以上、暇つぶしの与太話でした(爆)。